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津和野・益田・浜田

Tsuwano, Masuda, Hamada

津和野、益田、浜田の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

津和野 益田 浜田 観光ガイド

津和野・益田・浜田の観光・旅行 Info

津和野エリア(「山陰の小京都」)

津和野城跡(太鼓谷稲成神社)

津和野城跡は、標高200メートル以上の山頂にある山城跡で、リフトを使って登ることができます。
眼下に広がる津和野の町並みや、赤瓦の屋根と白壁の町並みが美しく、写真映えも抜群です。
近くには日本五大稲荷の一つ太鼓谷稲成神社があり、朱塗りの鳥居が山の斜面に連なる風景は圧巻です。

殿町通りと掘割の鯉

江戸時代の武家屋敷が並ぶ殿町通りには、白壁と掘割が続き、そこにはたくさんの錦鯉が泳いでいます。情緒豊かな町並みの中を、ゆっくりと散策するのがおすすめです。

森鷗外記念館

文豪・森鷗外の生誕地である津和野には、彼の業績を記念した森鷗外記念館があります。自筆原稿や書簡、パネル展示などで彼の人生に触れられます。

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益田エリア(芸術と歴史が息づく街)

雪舟の郷記念館

室町時代の水墨画家・雪舟のゆかりの地である益田には、彼の功績を讃える「雪舟の郷記念館」があります。
館内には雪舟の作風を学べるパネルや復元庭園が整備され、芸術的な感性を養える空間です。

萬福寺と雪舟庭園

雪舟が築庭したとされる萬福寺の庭園は、石組や枯山水が美しく配された名園です。四季折々に変化する自然の景観とともに、静かな時間を過ごせます。

柿本人麻呂神社

歌聖・柿本人麻呂を祀る神社で、歌碑や歌の説明もあり、万葉集に親しみのある方には特におすすめのスポットです。

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浜田エリア(自然と動物ふれあいの町)

しまね海洋館アクアス

中国地方最大級の水族館であるアクアスは、島根県を代表する観光地の一つ。
特に人気なのが「シロイルカのバブルリング」。他にもペンギンやアシカなど多彩な海洋生物が展示されています。

浜田市世界こども美術館

子ども向けの芸術施設として、日本初の「こども美術館」として開館。ワークショップや体験型の展示もあり、家族連れには最適です。

石見畳ヶ浦

大自然が作り出した地層の奇景である畳ヶ浦は、干潮時に海岸に現れる畳のような岩の広がりが特徴です。地球の歴史を感じられるスポットとして、地質ファンにも人気です。

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エリア間の移動と観光アドバイス

移動距離と所要時間

津和野〜益田〜浜田はそれぞれ約30〜40分程度で移動可能で、JR山陰本線またはレンタカーでの移動が便利です。

おすすめの周遊モデル

1日目は津和野中心に歴史と街歩き、2日目に益田で文化・芸術鑑賞、3日目は浜田で自然や海の生き物にふれるというコースが、見どころを網羅できます。

津和野・益田・浜田のグルメガイド

津和野エリアの名産品とグルメ

名産品・ローカルフード

源氏巻は、カステラ状の皮であんこを包んだ津和野の銘菓。日持ちも良く、お土産としても人気です。
また、うずめ飯という郷土料理は、ごはんの下に刻んだ具材(しいたけ・野菜など)を埋めてだしをかける珍しい料理。素朴ながら深い味わいが楽しめます。

おすすめのレストラン

沙羅の木(さらのき)は、うずめ飯や季節の会席が味わえる人気店です。風情ある町家造りの店舗で、津和野の雰囲気を満喫できます。
遊亀(ゆうき)では、山菜や川魚を使った地元の料理を堪能できる名店として知られています。

お土産

源氏巻をはじめ、津和野産の日本酒「華泉」や、津和野焼(陶器)もお土産として人気です。また、鯉グッズや和紙製品など、町並みを反映した民芸品も魅力的です。

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益田エリアの名産品とグルメ

名産品・ローカルフード

益田では、石見和牛が有名で、やわらかく脂の旨みが感じられる高級ブランド牛として人気です。
また、干物(カレイ・のどぐろ)や、鮎の甘露煮ます寿司も地元の名物として親しまれています。

おすすめのレストラン

レストラン・ココットでは、益田産の野菜や石見和牛を活かしたフレンチや洋食が楽しめます。
また、和食を堪能したいなら石見一徹もおすすめ。のどぐろ料理や地酒が評判です。

お土産

干物セット石見焼(陶器)が人気のお土産です。特に益田市の美都町で栽培されたゆず製品(ポン酢・ドレッシング・ジュース)も香り高くおすすめです。

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浜田エリアの名産品とグルメ

名産品・ローカルフード

浜田といえばのどぐろ。脂ののった上品な味わいで、「白身のトロ」とも称されます。焼き魚や寿司、干物としても美味です。
また、赤天というピリ辛のすり身天ぷらもご当地ならではの味です。

おすすめのレストラン

魚一(うおいち)は、のどぐろの塩焼きや煮付けをはじめとした魚料理の名店です。新鮮な地元の海の幸が味わえます。
浜田駅近くの赤天本舗 いわみの郷では、揚げたての赤天や魚のすり身製品が楽しめます。

お土産

赤天のどぐろの干物浜田港水産加工品が特に人気です。また、石州和紙浜田の地酒「李白」もお土産に適しています。

津和野・益田・浜田の季節の祭り・イベント

津和野の祭り・伝統行事

鷺舞神事(さぎまいしんじ)

開催時期:毎年7月20日・27日(津和野町・弥栄神社)
概要:津和野を代表する伝統行事で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
古来の衣装をまとい、白鷺に扮した舞人が笛や太鼓に合わせて舞う光景は、幻想的で圧巻です。

津和野城下町の雛まつり

開催時期:2月下旬〜3月上旬
概要:津和野の町家や商店などで、江戸時代から続くお雛様を展示。城下町の風情とともに、歴史ある雛人形を堪能できます。

津和野YOSAKOI

開催時期:8月中旬
概要:現代的なよさこい踊りと歴史ある街並みの融合イベント。若者を中心に、町に活気が溢れます。

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益田の祭り・イベント

雪舟さんまつり

開催時期:11月上旬(益田市)
概要:益田出身の画聖・雪舟を称える文化祭。絵画展、野点(のだて)、舞台イベント、郷土芸能の披露など多彩な催しがあります。

匹見峡紅葉まつり

開催時期:10月下旬〜11月上旬
概要:益田市匹見町の自然美を生かした紅葉イベント。地元特産品の販売や温かい食の屋台が並び、里山の秋を満喫できます。

柿本人麻呂まつり

開催時期:10月(毎年日程は変動)
概要:万葉歌人・柿本人麻呂をしのび、神楽や短歌の朗読会などが行われる文学と信仰の祭りです。

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浜田の祭り・イベント

浜っ子夏まつり

開催時期:7月下旬
概要:浜田駅周辺を中心に開催される市民参加型の夏祭り。パレードや花火大会が行われ、地元グルメの出店も多数。
浜田市最大級の賑わいを見せます。

浜田ご縁まつり

開催時期:秋(不定期)
概要:ご縁の街・浜田をテーマに開催される交流イベント。食と音楽、地元文化を体感できる内容で、観光客にも人気です。

石見神楽大会(浜田)

開催時期:年間を通じて不定期開催(10月に大規模な大会あり)
概要:浜田市を含む石見地方は、石見神楽の本場。勇壮な舞と豪華な衣装は圧巻で、全国から観光客が訪れます。
八岐大蛇(やまたのおろち)などの演目は特に人気です。

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特徴的な文化・行事

石見神楽

石見地域全体に根付く伝統芸能で、神社の祭礼やイベントなどで奉納される舞。日本神話を題材にした演目が多く、きらびやかな衣装と太鼓の響きが印象的です。
石見神楽は「見る神楽」として観光資源にもなっており、益田市・浜田市では年間を通じて上演があります。

水灯ろう(津和野)

お盆の時期に津和野川に灯ろうを流し、先祖の霊を送る幻想的な行事。夏の風物詩として、旅人にも人気です。

津和野・益田・浜田の気温・天候

日本海側特有の気候が見られる地域

島根県西部に位置する津和野・益田・浜田は、山陰地方に属しており、日本海側の影響を受ける気候です。
年間を通じて比較的温暖で、冬でも極端な寒さにはなりにくい反面、雨の日が多いのが特徴です。また、季節ごとに風景や気温が大きく変化するため、訪れる時期に応じた服装の準備が重要です。

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春(3月〜5月)

気温と気候の特徴

平均気温:10〜18℃前後
特徴:3月はまだ肌寒さが残りますが、4月中旬からは桜が咲き始め、日中の気温も過ごしやすくなります。5月には新緑が美しく、観光に最適なシーズンとなります。

おすすめの服装

日中は薄手のジャケットやカーディガン、朝晩は少し暖かめの上着を用意すると安心です。

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梅雨(6月中旬〜7月中旬)

気温と気候の特徴

平均気温:20〜25℃
特徴:湿度が高く、雨の日が続く時期です。津和野や浜田では緑が一層濃くなり、幻想的な景色を楽しめる時期でもあります。ただし、道路の滑りやすさや蒸し暑さには注意が必要です。

注意点

傘やレインコートなど、雨具の持参が必須です。また、滑りにくい靴を選びましょう。

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夏(7月下旬〜9月上旬)

気温と気候の特徴

平均気温:27〜33℃前後(最高気温35℃を超える日もあり)
特徴:日本海側でも夏は非常に暑くなります。特に益田市や浜田市などの内陸・沿岸部では、熱中症に注意が必要です。夕立や雷雨に見舞われることもあります。

服装・備え

半袖や通気性の良い服装が基本。帽子や水分補給の準備も大切です。冷房対策の羽織り物があると便利です。

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秋(9月中旬〜11月)

気温と気候の特徴

平均気温:18〜25℃(11月には10℃を下回る日も)
特徴:空気が澄み、紅葉が美しい季節です。津和野の山々や匹見峡の渓谷が色づく様子は絶景で、気候も安定しているため観光客に人気の時期です。

服装

10月までは薄手の長袖、11月になるとセーターやジャケットが必要です。

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冬(12月〜2月)

気温と気候の特徴

平均気温:2〜8℃
特徴:日本海からの湿った空気の影響で、曇天や小雨の日が多く、晴天は少なめです。津和野や山間部では積雪も見られることがありますが、浜田市など沿岸部では比較的雪は少なめです。

服装と注意点

厚手のコート、マフラー、手袋などが必要です。特に早朝や夜間は冷え込みが厳しいため、防寒対策を忘れずに。

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雨や台風について

雨の傾向

年間を通して雨の日が多い地域です。特に梅雨と秋雨前線の影響を受けやすいため、雨具を常備しておくのが理想です。

台風の影響

山陰地方は台風の直撃は少ないものの、間接的な影響(強風・大雨)を受けることがあります。特に夏から秋にかけては、台風情報に注意を払いましょう。

津和野・益田・浜田へのアクセス

本州西部に広がる歴史と自然の町々

津和野・益田・浜田は島根県西部に位置し、自然と文化が豊かな観光地です。東京・大阪・福岡など主要都市からのアクセスは、鉄道・航空・自動車・高速バスなどさまざまな手段があります。それぞれの交通手段を以下で詳しくご紹介します。

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鉄道でのアクセス

津和野駅(JR山口線)

新幹線利用時:
東京・新大阪から山陽新幹線「新山口駅」まで → 新山口駅からJR山口線(特急「スーパーおき」)で約2時間 → 津和野駅着。

益田駅(JR山陰本線・山口線)

広島方面からはJR山陽本線で「新山口駅」へ、そこから「スーパーおき」で約2時間半。山陰本線で鳥取・松江方面からのアクセスも可能です。

浜田駅(JR山陰本線)

松江・出雲方面からJR山陰本線で直通。松江からは特急「スーパーまつかぜ」で約1時間半、出雲市からは1時間程度です。

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飛行機でのアクセス

萩・石見空港(益田市)

東京(羽田)から約90分、1日2便運航。空港からは益田駅までバスで約15分。
津和野へはバスまたはレンタカーで約50分。浜田へは車で約40分程度の距離です。

出雲縁結び空港(出雲市)

東京・大阪・名古屋からの便あり。出雲市から浜田までは車で約1時間半、益田へは約2時間。
出雲大社観光と組み合わせることも可能です。

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自動車でのアクセス

中国自動車道・浜田自動車道経由

広島方面から:
中国自動車道「千代田JCT」→ 浜田自動車道 → 浜田IC(約1時間半)
浜田から益田まで車で約40分、津和野までは約1時間。

山陰道経由

出雲市・松江市からは山陰道(国道9号)を利用して浜田・益田方面へ。
出雲市から浜田まで約1時間半、益田まで約2時間。

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高速バスでのアクセス

浜田・益田⇔広島(高速バス「いさりび号」)

広島バスセンター⇔浜田駅(約2時間15分)
浜田から益田へは路線バスまたはJRで約40分。

津和野⇔山口・新山口駅

津和野から新山口駅へはバスまたはJR山口線(約2時間程度)。
SL「やまぐち号」の運行日には、鉄道旅を楽しむ観光客も多く見られます。

津和野・益田・浜田の移動手段

静かな山間と海辺を巡る旅に便利な交通手段

津和野・益田・浜田の各エリアは、自然と歴史に彩られたスポットが点在しており、効率よく移動するための手段を知っておくことが、快適な旅のカギになります。公共交通機関を中心に、観光向けの周遊バスやレンタカーの活用方法などをご紹介します。

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鉄道(JR)による移動

JR山陰本線

浜田・益田間を結ぶ幹線路線で、本数も比較的多く、海岸沿いの車窓風景が美しい路線です。観光を兼ねた移動にも最適です。
浜田駅~益田駅は約40分、普通列車で1時間に1本程度の運行。

JR山口線(益田〜津和野〜山口)

益田駅から津和野を経て山口方面へ向かう路線で、津和野観光には欠かせません。
益田駅~津和野駅は約30分、普通列車は1~2時間に1本の頻度。
春〜秋には観光列車「SLやまぐち号」が運行される日もあり、人気の体験です。

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路線バス

石見交通バス

浜田市内や益田市、津和野町と周辺エリアを結ぶ主要なバス会社です。
各地の駅から観光施設へのアクセスや、市内中心部・郊外をカバーしているため、公共交通を使って旅したい方におすすめです。

例:
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観光循環バス・タクシー

津和野町内周遊バス「つわのん号」

津和野の主要観光地(津和野駅・太皷谷稲成神社・殿町通り・森鷗外記念館など)を結ぶ周遊バス。
1日乗車券で乗り放題のため、観光地を効率的に回りたい方におすすめです。

タクシー利用

公共交通の本数が限られているため、複数人での移動や効率的な観光をしたい場合はタクシーも便利です。駅前や主要施設にタクシー乗り場あり。

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レンタカー

自然豊かな山陰エリアを自由に走る

アクセスしづらい場所や観光スポット(温泉地、山間部、海岸線など)を訪れたい方には、レンタカーの利用が非常に有効です。
益田駅・浜田駅周辺に複数のレンタカー会社があります。

レンタカーがおすすめのケース

津和野・益田・浜田の観光コース

歴史と文化を楽しむ1泊2日コース

1日目:津和野の歴史に触れる日

津和野駅に到着したら、まずは「殿町通り」を散策。白壁の武家屋敷や掘割に泳ぐ鯉など、古き良き城下町の風情を満喫できます。
次に「森鷗外記念館」で文豪の足跡をたどり、「太皷谷稲成神社」へ。赤い鳥居の参道が美しい神社です。
夕方は津和野温泉でゆったりと疲れを癒しましょう。

2日目:益田の芸術と浜田の海を巡る

津和野から電車または車で益田市へ移動し、「グラントワ(島根県芸術文化センター)」を見学。
続いて「雪舟の郷記念館」で水墨画の世界に触れます。
午後は浜田市へ向かい、「石見畳ヶ浦」や「しまね海洋館アクアス」を楽しんだ後、浜田の海の幸で旅を締めくくりましょう。

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自然を満喫する癒しのドライブコース(1日)

津和野〜匹見峡〜浜田

津和野から山あいの「匹見峡」へドライブ。
清流と渓谷美に癒された後、国道488号をドライブしながら、浜田市の海岸沿いへ。
石見畳ヶ浦」では、太古の地層を観察し、自然の迫力を体感。
最後はアクアスでペンギンショーを見て、海辺のカフェでゆっくりと過ごすコースです。

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家族におすすめ!体験と学びのキッズコース

浜田エリアを中心に1日満喫

しまね海洋館アクアス」でシロイルカのパフォーマンスや海の生き物たちを楽しんだ後、アクアスランド(屋外広場)で自然体験。
その後、「浜田市世界こども美術館」でアートに触れ、絵本読み聞かせやワークショップにも参加できます。
地元の海鮮丼や焼きサバなどのグルメも楽しみながら、家族みんなで楽しい1日を過ごせます。

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文学と芸術をたどる教養コース(2日間)

1日目:津和野文学探訪

森鷗外記念館」「安野光雅美術館」を巡り、文学と美術の世界へ。
殿町通りの喫茶店で休憩をはさみつつ、藩校養老館跡や郷土館で学びの時間を楽しめます。

2日目:益田の芸術文化に浸る

グラントワ」で本格的な美術作品を鑑賞した後、「雪舟庭」を訪れて日本庭園と水墨画の精神性を体感。
昼食は益田の和食処で山菜や地元野菜を活かした料理を楽しみ、穏やかな時間を満喫しましょう。

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