日本を代表するスイーツのひとつ、甘い小豆とお餅のコンビがたまらない“ぜんざい”。その発祥地は出雲ともいわれている。ぜんざいは、出雲地方の「神在(じんざい)餅」が元となり出雲弁がなまって“ぜんざい”と呼ばれるようになり京都に伝わったそうだ。出雲の歴史を感じながら食べる“ぜんざい”の味は格別。ちなみに、10月31日は「1031(ぜんざい)」の語呂合わせで「出雲ぜんざいの日」とされ、日本記念日協会でも認定されている。
関東地方では汁気のない餡そのものをぜんざいと呼ぶが、関西地方では粒餡を用いた温かい汁物をぜんざいと呼び、漉し餡を用いた汁物は「汁粉(おしるこ)」と呼び分ける。