出雲・石見銀山には出雲大社、長谷寺、光明寺などの観光スポット、出雲大社神在祭、出雲全日本大学選抜駅伝競走、和布刈神事などの観光イベント、出雲そば、えごま油、しじみ汁などのご当地グルメがあります。
出雲といえば、「出雲大社」がある島根県東部のエリアです。神の国として知られており、その事でも有名です。最近になって、空中庭園があるとこが、現実的に間違いない事がわかってきました。島根県の中東部に位置します。隣接する大田市と共に県中部の中心地です。
出雲を中心に都市圏が形成されていますが、出雲市は「神話の国 出雲」として全国に知られています。出雲大社、須佐神社、西谷墳墓群、荒神谷遺跡ほか豊富な史跡や文化遺産に恵まれており、古代史文化を形成しています。また中世に活躍した出雲源氏の発祥の地にもなっています。
島根県の東南端に位置し、旧仁多町と旧横田町の合併で生まれた奥出雲町は、中国山地の広島県と鳥取県に接しており、神話に名高い斐伊川の源流域に位置します。
この奥出雲の地は、古事記、日本書紀の八岐大蛇退治や、スサノオノミコトの出雲神話発祥の地です。宮崎駿の「もののけ姫」でも有名な「たたら」製鉄を世界で唯一昔からの「たたら」で日本刀の原料となる「タマハガネ」を生産しています。
仁多米、仁多牛、奥出雲椎茸、奥出雲酒造、高糖度トマトなどが、地産グルメになっています。
また、県立自然公園で国指定天然記念物の「鬼の舌震」や、日本では一番のトラストアーチ橋がある奥出雲おろちループ、比婆道後帝釈国定公園の船通山など、鉄の歴史を今後も育成するための絲原記念館や、可部屋集成館などの恵まれた自然と豊富な観光スポットがあります。
また石見銀山は、島根県の大田市にある日本最大の銀山です。当時日本は世界の銀の約1/3の銀を産出していました。石見銀山はその内の、かなりの量を占めていました。
この銀山は大森銀山と呼ばれ、明治期以降は他の銅などが採鉱されました。最終的には、鉱山の規模は仁摩町や温泉津町にも拡散し、日本を代表する鉱山の遺跡として史跡に指定されることになったのです。
2007年にユネスコの世界遺産への登録がなされました。一般的には銀は精錬を必要とするために、大量の木材が必要とされるのですが、石見銀山では利用時、適切森林管理の功績が認められ、その点が評価されています。
出雲大社は、島根県出雲市大社町杵築東にある神社で、伊勢神宮に並ぶ古社です。大国主大神(大国主命)が祭神であり、一般的に「大國さま(だいこくさま)」として親しまれています。 この神社は「縁結びの神」「福の神」「平和の神」として有名で、特に「縁結び」の神様として広く知られ、毎年1000万人を超える人々が良縁祈願のために訪れます。 ...»
世界遺産の一角で、温泉地としては全国で唯一、重要伝統的建造物保存地区に指定されている温泉津にある共同浴場。 温泉津温泉の開湯は古く1300年前と伝えられ、伝説では大狸が入浴しているところを発見したものとされる。地名にもなっている温泉津(ゆのつ)は「温泉の有る港」の意味。 古くからその効能の高さが知られている。泉質はナトリウム-食塩泉で、湧出時は透明だが湯船では淡茶褐色を呈す。入浴のほかに飲泉も効果があり、味はやや苦渋い。 薬師湯は日本温泉協会により全項目「オール5」の最高評価の天然温泉として認定されている。 1872年に発生した地震により湧出を始めた自然湧出の源泉で、湧き出している源泉...»
島根半島の最西端の断崖に近い松林の中に佇む、神話に出てくる二柱の神様を祀った霊験あらたかな神社。通称、みさきさん。 出雲大社の祖神さま(祖先である神)として崇敬を集める。社殿12棟などが国の重要文化財に指定されている。 上下の2社あり、上の宮を「神の宮」、下の宮を「日沈宮(日沉宮)」と称して、2社を総称し日御碕神社(日御碕大神宮)と呼ばれる。 神の宮(上の宮)は、現・社殿の背後にある隠ヶ丘に鎮座していたが、紀元前536年に勅命により現在地へ遷座した。 日沈宮(下の宮)は、元は海岸の約100 メートル沖の日本海上にある無人島の文島(現・経島)に鎮座していた。天葺根命が文島にいたとき、天照...»
温泉津港から山側に伸びている、三方を山に囲まれた温泉地で、戦国時代や江戸時代に石見銀山から産出される銀の積出港として栄えた港町。山陰道(山陰街道)の宿場町でもあった。 温泉街は狭い曲りくねった道に、鄙びた日本旅館が両側に立地する静かな街並みで、いかにも古い湯の町情緒。中ほどに2つの共同浴場があり、下駄を鳴らしての外湯めぐりが楽しい。 「温泉津町温泉津伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された。 開湯は古く1300年前と伝えられ、伝説では大狸が入浴しているところを発見したものとされる。地名にもなっている温泉津(ゆのつ)は「温泉の有る港」の意味。 古くか...»
国立公園の景勝地である日御碕の突端、島根半島の最西端の断崖に立つ灯台。世界灯台100選、日本の灯台50選に選ばれた日本を代表する灯台で、1903年に初点灯。 石造灯台としては日本一の灯塔の高さで、海面から灯塔の灯火までは63.30メートル、地面から塔頂までが43.65メートル。 日本人の設計・施工によるもので、島根産の凝灰質砂岩を用い、柱状節理石英角斑岩の基盤の上に建ち、100余年の風雪に耐えてきた。 歴史的文化財的価値が高いため、Aランクの保存灯台となっていて、国の重要文化財、国の登録有形文化財に指定されている。 全国に5箇所しかない最大の第1等レンズを使用した第1等灯台でもある。 ...»
そばの実を皮ごとひいて作られるそば粉を用いたそば。皮ごとひいて作られるため一般的なそばと比べて色や香りが濃く、独特の味わいが特徴。水で冷やしたそばを3段に重ねた割子(わりご=重箱)と言われる丸い漆器の器に盛り、薬味(ねぎ、刻みのり、鰹節、おろし大根など)をのせ、そばつゆをかけて食す。ゆでたそばをそのまま鍋から直に器に取り、ゆで汁、そばつゆ、薬味など加えて食べる「釜揚げ」も人気の食べ方である。毎年11月に行われる「神在祭(かみありさい)」ではそばの屋台がたち並ぶ姿が見受けられる。 出雲そばは、日本三大蕎麦の一つ(他の二つはわんこそば、戸隠そば)。江戸時代に信濃国(現在の長野県)松本藩の城主であ...»
茶どころとして知られる城下町・松江市の「ぼてぼて茶」は元来、茶人・松平不味が鷹狩りに出かけた際に飲んでいたものが由来。やがて庶民の間にもに広がり、仕事の合間に立ったまま食べられる間食や非常食として根付いたとされる。茶筅(ちゃせん)で泡立てた番茶の中に、おこわ、煮豆、きざんだ高野豆腐や漬物などを少量ずつ入れれば出来上がり。箸を使わず、茶碗の底を軽くたたき片寄せた具をお茶と共に一気に口に放り込むように食べるのが通だそう。お茶を泡立てるときの音から、そのユニークな名がついたとされる。...»
島根県頓原町に昔から保存食として作られてきた「とんばら漬」は、山の幸豊かな漬物。具体的には、大根・きゅうり・なす・シソの実や穂・ワラビ・ゼンマイ・ウリゴマ・ニンジン・ショウガなどをふんだんに用い、それらを塩やしょうゆで漬け込んだもの。昔から農家では雪の多い冬になると、「とんばら漬」で野菜不足を補っていた。そんな暮らしの知恵から生まれた逸品は、添加物を使わず昔懐かしい素朴な味わいから、ファンが後を絶たず、今や頓原町を代表する顔となっている。取り出した野菜は細かく刻んで食べるのが定番だ。...»
島根県雲南市木次(きすき)町は「桜のまち」を掲げ、その名所といえば、中国地方随一の桜並木。日本さくら名所100選の一つに選ばれた斐伊川堤防桜並木は、約2kmにわたっておよそ800本の桜が見事に咲き誇り、春の開花時期には県内外から多くの花見客が訪れる。 木次町で育てた八重桜”閑山”を一輪ずつ手摘みして、塩と梅酢で丁寧に漬け込んで作った”桜の花びらの塩漬け”。料理に添えるだけで、芳醇な桜の香りが漂い、心躍るような春の雰囲気が楽しめる。子供たちには、みじん切りにした桜のみじん切りを炊きたてご飯に混ぜて作る桜ご飯が人気のメニュー。大人の方には、焼酎のお湯割りに一輪入れるだけででできる、桜の味が楽しめ...»
飯南町の特産品である舞茸を、人参などの野菜と一緒に炊き込んだご飯。香り豊かで歯ごたえの良い舞茸は、栄養分も豊富。ビタミン類やミネラル、食物繊維に富み、特に亜鉛、ナイアシン、ビタミンDを多く含む。舞茸の栽培は難しく、温度・湿度・光の当たり具合まで生産者に手厚く管理されなければならない。立派な舞茸となり収穫できるまでには約80日かかる。香りや旨味がお米に染み込んだ炊き込みご飯は、まさに舞茸の味わいを満喫するのに最適だ。...»
島根県出雲市の十六島(うっぷるい)地方でとれる“十六島(うっぷるい)のり”は、出雲地方の正月の雑煮に欠かせないといわれる岩のりで、つややかな黒色を持ち、磯の香りが高く、やわらかな口当たりと独特の弾力ある歯応えが魅力。寒さが一番厳しい12~2月の時期に、機械が入れない足場の悪い岩場に好んで自生するため、すべて手作業で摘みとられている。様々な料理に用いられるが、地元のおすすめ料理は天ぷら。油で揚げると、より塩の香りが引き立ち、ほど良い塩分とサクッとした食感が楽しめる。 旬 12月 1月 2月...»
脂肪分が少なく、淡白で上品な甘さから「甘鯛」と表記されることもある”アマダイ”。小伊津産のアマダイは、日本海の荒波にもまれて育つため、身が引き締まっているのが特長だ。刺身や焼き物、煮付けなど、様々な料理で楽しめるが、地元の一番人気は、具とシャリを重ねて押しあわせた”押し寿司”。シャリの酸味で引き立ったアマダイ本来の甘さが楽しめる一品だ。また、出雲市の名産品である”十六島海苔”とともに炊き込みご飯にした郷土料理も人気がある。...»
しこしこ感がある柔らかい葉は、味噌汁や酢の物に。茎はキンピラやからし和え、メカブは茹でて粘りが出たものを刻んで三杯酢やポン酢しょうゆで味付けなど、どれもご飯のおかずやお酒の肴にピッタリと変身する食材。主に冬から春にかけて出荷されるが、ふりかけや山海漬に加工される等、年間を通じてその風味を楽しむことができる。また、地元では成熟して粘りが出たものを刻んで食べたり、ヒジキのように煮物にすることも多い。その食感のバリエーションに合わせて、調理・加工の方法も多岐に渡る。 旬 12月 1月 2月 3月 4月...»
中国地方随一の江の川(ごうのがわ)と天然の自然林がある島根県美郷町では、野生のイノシシを捕獲し、“おおち山くじら”というブランド名でイノシシ肉を売り出している。捕獲したイノシシは、いきたまま解体施設に運ばれ、新鮮な状態で処理されて、すぐに冷凍されるので臭みが少ない。夏に捕獲されるイノシシ肉は、脂肪分が少なく、適度な歯応えであっさりとした味わいなのに対し、冬に捕獲されるっものは、しっかりと脂肪を持ち、なめらかな食感がおいしい。シンプルに焼いて塩こしょうで味を調えると、野趣にあふれた味わいが楽しめる。...»
世界遺産に登録された「石見銀山」と同じ石見の名を称した石見和牛肉。肉質の等級A4・A5ランク以上の肉だけをインターネットで限定販売し、その実績が評価されて「しまねIT大賞準大賞」を受賞した。「箸でも切れる和牛」と言われるほどにキメが細かく軟らかい上に、口溶けの良い脂がほどよく混じっている。その特徴的な口当たりは、充分な素飼料の他に、ビール粕等の発酵素材を使った飼料を牛に与え、ストレスが少ない環境の良いところで育てている所に秘密があるようだ。...»
「やまたのおろち」伝説で知られる奥出雲斐伊川流域が”しまね和牛”の故郷。かつては、子牛を他の産地へ「素畜(肉牛にする子牛)」として供給していた。しまね和牛とは、県内で生産肥育されて「島根県食肉公社」へ出荷された黒毛和牛のことで、「日本食肉格付協会」の肉質基準が「A4」「B4」以上のもの。きめ細やかさが鮮やかな霜降りはコク深く、普通の肉に比べて強い風味が持続する。しまね和牛のなかでも、仁多郡、雲南市、飯石郡でうまれた子牛を、直営牧場で指定された飼料を与えて育てたものは”奥出雲牛”と呼ばれる。...»
島根県農業試験場で「ビタミン菜」と「ブロッコリー」を交配し、ビタミンCが豊富な新野菜として平成15年に誕生した島根県オリジナルの野菜、“あすっこ”。その名前は「島根の明日をめざす野菜」という願い、また、アスパラガスのような食感とビタミンC(アスコルビン酸)が豊富なことに由来する。「春をつげる野菜」とも呼ばれ、2月下旬~4月頃にのみ各市場に出荷される。苦味やクセがないので子供にも好まれ、茎も葉も花も全て食べられる。おひたしやゴマ和えのほか、天ぷらなど簡単な調理でその独特の食感と甘みが楽しめる。 旬 3月 4月 ...»
島根青ねぎは、JAいずも・雲南・斐川町を中心に県内で栽培されている。ほとんどがハウス栽培となり、1年を通じて安定した品質で出荷が可能となった青ねぎである。日持ちがよい濃い緑色のねぎを生産するために、収穫前には水やりを控えるなどの工夫も地元農家により行なわれている。また、一部地域では水耕施設団地での生産が始まり、減農薬栽培にも取り組んでいる。味噌汁・鍋類・薬味などを始め、毎日の食卓に欠かせない食材として、その地位を築いている。...»
島根県の斐川町の西側、出西地区でしか育たないといわれる出西しょうがは、しょうが特有の繊維が少なく、ぴりっとした辛味を持ち、上品な風味が漂う逸品。栽培の歴史はおよそ400年あり、かつては大名へ献上品として重宝された。生でそのまま丸かじりしてもおいしいといわれる出西しょうがは、薬味として活躍する以外にも、千切りでサラダ風にしたり、天ぷらや漬物、煮物、ご飯と一緒に炊く等、どんな調理法にも良くあいおいしく食べられる。粉末やジャムに加工されたものもあるので、出西地区を訪れた際はお土産にもお勧めだ。 旬 7月 8月 9月 10月 11月 ...»
島根産ブロッコリーは、生産者の中心が島根の元気な女性たちであることから「かあちゃんブロッコリー」として親しまれ、その高い品質とともに年々人気が高まっている。産地は島根県出雲市が中心。水田からの“転作作物”として栽培されており、春作、秋冬作あわせて2月から10月まで出荷が続く息の長い野菜の一つ。ブロッコリーはビタミンCが豊富でサラダに使われる食材としてのイメージが一般的だが、天ぷらもおすすめ。旨味を内側に閉じ込めたような、ほくほくとしたブロッコリーの甘みが活き、また違った美味が楽しめる。 旬 10月 11月 12月 1月 2月...»
島根県は東西に長く、また海岸から中山間地まで高低差があるという特徴的な立地条件を活かし、適地適作により1年中キャベツが出荷されている。特に県内で生産面積の大きい三井野原、斐川中海の2ヵ所が国の指定産地に、石見銀山が指定育成産地に指定されている。また、徹底した選定や管理など生産者の努力により、島根産のキャベツは玉の締まりも良く、瑞々しいといわれている。生食はもちろん、どんな調理法でも美味しいが、加熱しすぎるとビタミンCやUなどが溶け出てしまうので気を付けよう。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»
「島根の味をもう一品」をスローガンに、水田転作作目の新規振興作物として推進されている島根アスパラガス。栽培に取り組みやすいため、主産地の出雲市はもちろん、近年では、安来市や雲南市など県内各所で栽培され、生産量も伸びてきている。島根アスパラガスの出荷期間は、4~10月で、7~8月にピークを迎える。ビタミン類やミネラル、食物繊維も多く含む。アスパラガス自体に自然な甘みがあるので、茹でて定番のサラダのほか、グリルをして、シンプルに塩で食すのも美味しい。 旬 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 ...»
多くの神話や伝説に語り継がれる島根県の出雲地方では、弥生時代中期から稲作が始まったといわれている。そんな山陰地方のブランド米として名高いのが“仁多米”。島根県仁多郡奥出雲町は、「西日本一」と言われる米どころで、標高300~500メートルにある棚田で、山からの湧き水によって育まれる。肥沃な土壌と、昼と夜の寒暖差が大きいという自然条件により、米が旨味を増し、先祖代々受け継がれてきた生産者の技術と情熱が“仁多米”を粒揃いに育てる。また、高地にあるこの仁多地方の水田は、日本の棚田100選にも選ばれるほど、景観が美しい水田としても知られている。 旬 9月 10月 11月 ...»
現在、全国的に栽培されているいちじくの多くは、明治時代に入ってきた西洋種の”桝井ドーフィン”という品種だが、島根県で栽培されている”多伎いちじく”は”蓬莱柿(ほうらいし)”といわれる品種で、1624~1644年頃にポルトガル人から伝わったといわれる。小ぶりだが、糖度が高く、多くのミネラルや食物繊維を含んでいる”多伎いちじく”は、ジャムやドレッシングなど加工品によく用いられ、シェフやパティシエからの評価が高いいちじくだ。 旬 8月 9月 10月 ...»
”デラウエア”とは、1855年頃にオハイオ州デラウェアで発見された品種で、家庭の食卓でも目にする機会が多い小粒で赤紫のぶどうのこと。種がないため食べやすく、豊かな甘みを持っているので、幅広い年齢層に人気がある。島根県出雲市にある大社町は出雲大社を擁し、全国から数多くの参拝者が訪れる町で知られるが、日本有数のぶどう産地でもある。砂地で排水性が良い土壌が、ぶどう栽培に適しており、甘くてみずみずしいデラウエアが育つようだ。地元のぶどう園では、6月の旬の時期に、デラウエアの収穫体験も楽しめる。 旬 4月 5月 6月 ...»
古くから縁結びの地として知られる出雲地方で、さらなる利益があるようにという思いからうまれた”縁結びスイーツ”。東は安来市、西は出雲市までと、幅広いエリアにあるカフェや旅館などがさまざまな工夫を凝らした創作スイーツを出しており、クッキーやスイートポテトなどの菓子類のほか、カプチーノにハートを飾って出すお店や、またタレントとコラボレーションした商品を出すお店もあり、島根県外でも大きな話題となっている。縁結びにあやかって出雲エリアを訪れる方は、この機会に”縁結びスイーツ”を試してみてはいかがだろう。...»
日本を代表するスイーツのひとつ、甘い小豆とお餅のコンビがたまらない“ぜんざい”。その発祥地は出雲ともいわれている。ぜんざいは、出雲地方の「神在(じんざい)餅」が元となり出雲弁がなまって“ぜんざい”と呼ばれるようになり京都に伝わったそうだ。出雲の歴史を感じながら食べる“ぜんざい”の味は格別。ちなみに、10月31日は「1031(ぜんざい)」の語呂合わせで「出雲ぜんざいの日」とされ、日本記念日協会でも認定されている。 関東地方では汁気のない餡そのものをぜんざいと呼ぶが、関西地方では粒餡を用いた温かい汁物をぜんざいと呼び、漉し餡を用いた汁物は「汁粉(おしるこ)」と呼び分ける。...»
日本の古代書物「古事記」や「日本書紀」のヤマタノオロチを退治するシーンで、出雲国で作られた“八塩折(やしおり)”という酒が登場するほど、出雲地方と日本酒との関係は根深い。その理由には、昼夜の温度差が大きい、粘土質の土壌、といった環境が品質の高い酒米を育てることや、中国山地を源流とし、ミネラル分を適度に含んだ水が豊富だったこと、などが挙げられ、昔から酒造りが行われていたようだ。現在においても、江戸時代より出雲杜氏に代々伝わる高い技術力で、風土味にあふれたおいしいお酒を造り続けている。...»
日本神話、「八岐大蛇(ヤマタノオロチ」伝説において、日本で最初の酒が造られたとされる雲南市木次町。そこで大正12年から酒造りを行っているのが「木次酒造」だ。連なる山から流れでる清麗な岩清水と、地元奥出雲産の酒米を使い、上質な酒が醸されている。その木次酒造の代表銘柄が“美波太平洋”。キレのある豊かな味わいが楽しめる”純米酒”をはじめ、やや辛口で程良い甘みとふくよかな旨みを持つ”純米吟醸酒”などがあり、双方ともすっきりとした後味を特長とすることから食中酒におすすめだ。...»
島根県のぶどう栽培は、ハウス栽培が多く、花が咲く時期から収穫を迎える4~6月の日照が多く、ぶどう栽培に適している。出雲市大社町は、全国でも有数のハウスぶどうの名産地で、特に4~6月のデラウェアの出荷量は全国有数。その島根ぶどうを使って作られたのが出雲大社から車で5分の場所にある島根ワイナリーの”島根ワイン”だ。 甘みの強いスイートワインから辛口のスパークリングまで幅広く楽しめるが、中でもおすすめは、島根ぶどうの主力品種デラウェアを使った甘口のワイン。デラウェアを早摘みすることで、天然の有機酸をたっぷり含んだ新鮮な味わいが楽しい。数々のコンクールで高評価をされている。神々が集うといわれる出雲に...»
島根県の奥出雲は、全国でも有数のぶどう産地であり、地元産ぶどうを使ったワイン造りも行われている。その代表的な存在である”奥出雲ワイン”を造る「奥出雲葡萄園」は、地域に根付いた、自然と共生し、地域と共存していくをテーマに「日本のワイン」造りを目指すワイナリーで、毎年約4万本もの個性味あるワインを生産している。山葡萄の交配品種を使った「小公子」や、ワイナリーのフラグシップでもある「シャルドネ」は、国内で高い評価がされている。ここでは、庭の芝生の上でも食事が楽しめるカフェで、ゆったりとくつろぎながら、自社ワインと食事が楽しめる。試飲カウンターでのワインの試飲も可能。また、毎年春と秋に、新ワインが楽し...»
島根県奥出雲町内で栽培期間中化学農薬・化学肥料を使用せずに栽培したえごま種実だけを使用した奥出雲中村ファームの「えごま油」。手作業で収穫し、天日乾燥させたものだけを厳選して低温圧搾法で1時間かけてゆっくりと搾油している。 エゴマは、中国南部・インドを原産地とするシソ科シソ属の一年草で縄文時代から作られている我国最古の作物の一つ。他の作物とは全く異なり、エゴマに含まれる脂肪酸の約 60% はα-リノレン酸で畑の青魚とも言われているそうで、人間が生きていく上で欠かせない油。血液をサラサラにしたり、動脈硬化予防・肥満・便秘改善などの効果もあるといわれ、健康食材の一つとして注目されている。...»
毎年5月5日の端午の節句の供え物として用いられることで全国的にもよく知られる柏餅。四国地方などの近畿圏以西では柏の木が自生しておらず、出雲地方では柏の葉の代わりに、地元で「かたら」という別称を持つ“サルトリイバラ”の葉で餅を巻いて柏餅を作った。それがこの“かたら餅”だ。“サルトリイバラ”は、「猿でも捕れるイバラ」という意味から、その名前が与えられたと言われている。つるっとした葉で餅を包むことからべたつきも少なく、かすかに香る葉のにおいも食欲をそそる。 島根県全域では、端午の節句になると「かしわ餅」が作られ、子どもたちのおやつとして親しまれています。ただし、島根県にはかしわの葉が自生していない...»
古来より縁起の良い食材として知られている生姜を、ハート型のしょうが糖にして薬袋に詰めたキュートな”恋の甘方楽”。しょうが糖は、砂糖と生姜を煮詰めて固めることから「恋が固まる、縁を固める」といういわれがあり、昔から恋の成就を願って作られた縁起物だ。天然色素でほんのりとしたピンクに染められた昔風な紅色のしょうが糖は、独特の香りがある島根県出西産しょうがの辛みと砂糖の甘さが絡みあって、辛さと甘さが葛藤するような恋の難しさにも似た絶妙の味わいが楽しめる。 製造するのは、江戸時代から創業300年を誇る老舗、來間屋生姜糖本舗。「スサノオ伝説」に伝わる斐伊川周辺、出西地方でのみ収穫される幻の生姜「出西生姜...»
奥出雲(島根県雲南市)は、唐辛子を筆頭に、山椒やにんにくなどの栽培が盛んなスパイス王国。そのスパイスを使った特産品作りをしようと始動した「うんなんスパイスプロジェクト」の一環として「いずも八山椒」にて作られたのが保存料・着色料無添加のオリジナル佃煮”雲南山椒 ジャコのり 頼むからごはんください”だ。このユニークなネーミングは、テレビ番組内で紹介された際に命名された。然豊かな風土で栽培した爽やかな香りの山椒、瀬戸内産の磯の香り高い岩海苔とジャコの風味がおいしく、さっぱりとした味わいは、ご飯にあうのはもちろん、パスタなどの洋食とも相性が良い。...»
日本三大そばとして有名なのが、長野県の戸隠そば、岩手県のわんこそば、島根県の出雲そば。出雲そばは、奥出雲地方独特のそばの実を丸々挽き込む“挽きぐるみ製法”で、甘皮まで挽き込んだ色黒で幅が広く風味の強い野趣に富んだ蕎麦。本田商店の「有機 出雲蕎麦」は、有機原料のそば粉と小麦粉を使用した5割そばで、そばの風味と旨味を生かすために、そば粉は丹念に手をかけて作られた挽きたて自家製粉。食品添加物不使用なので、袋の開封時やゆでた時の臭さがなく、そばの風味が香る食欲をそそる逸品だ。打ち粉はそば粉を使用しているので、最後の蕎麦湯までおいしく食べられる。かつては、江戸時代、松江藩主もとりこにしたといわれる出雲そ...»
全国でも有数のとうがらし産地である、島根県雲南市のブランドとうがらし“オロチの爪”。とうがらしの代表的品種“鷹の爪”よりも大きく、長さが10~15センチと、大人の手の中指以上の大きさにもなることから、地元の神話に出てくるヤマタノオロチの爪をイメージして、この銘柄がつけられた。オロチの爪は、韓国キムチでよく使われるとうがらしの品種“ヌルボン”で、赤く完熟させるとマイルドな辛みで甘さが感じられるという。このオロチの爪を使った辛味噌や、にんにくと合わせたペーストなどは、おみやげとしても人気だ。雲南市は、「山椒・にんにく・生姜」の栽培も盛んな土地。雲南市吉田町の土壌は、水はけが良く、過湿に弱い唐辛子の...»
”おたまはん”とは、世界で初めての卵かけご飯専用の醤油。全国の家庭で食べられている卵かけごはんに使えるとあって、発売直後から話題となったヒット商品だ。約1年半の開発期間を経て誕生した商品は、2013年には累計出荷本数が300万本を達成。国産の丸大豆を地元島根県、奥出雲町で作られた木桶を使って熟成させた醤油に、鹿児島産のカツオだしと三州三河の本みりんを加えて、旨みを出している。化学調味料や保存料といった食品添加物を一切使ってないので、子供にも安心して食べさせられるのが嬉しい。工場には機械がほとんどなく、瓶詰めまで一本一本を手作業で作っている。たまごかけご飯以外にも、うどんだしや煮物、焼き物の味付...»
島根県の雲南市は、知る人ぞ知る唐辛子の一大産地で、近年は山椒やニンニクなどの栽培も盛んだ。それらを使って地元の名物商品を作ろうという「うんなんスパイスプロジェクト」の一環としてうまれたのが”吉田ふるさと村 青とうがらし&ニンニク”。吉田町の新鮮な水と、きれいな空気で育った鷹の爪よりも大ぶりの大型唐辛子”オロチの爪”を使った唐辛子ペーストで、トゲのあるキツイ辛みではなくて、後からジワジワと感じる辛さと、旨味がある味わいが特徴で、ペペロンチーノやガーリックトースト、チキンソテーにひとさじ加えるだけで、手軽においしいピリ辛料理が楽しめる。吉田ふるさと村には、他の唐辛子商品も充実している。辛党ならば要...»
中国山地の肥沃な土地に恵まれた島根県雲南市は、とうがらしをはじめ、にんにくや山椒といったスパイスの生産が盛んだ。その地元産のスパイスを使用し、こだわりの新商品を作ろうとスタートした「うんなんスパイスプロジェクト」によって、近年は様々な調味料がうまれている。雲南の梅と特大とうがらし”オロチの爪”で作るフルーティーなサルサソース”梅ピリサルサ”や、完熟前の青い“オロチの爪”とニンニクをたっぷりと使ったペースト“青とうがらし&ニンニク”などがその代表例。料理にひと味プラスしたいときに活躍する商品たちだ。...»