島根 観光ガイド

島根県には出雲大社、松島、清水寺などの観光スポット、出雲大社神在祭、グロ、菊花展などの観光イベント、出雲そば、薬膳料理、しじみ汁などのご当地グルメがあります。

島根県は山陰地方の一県で、隠岐島、竹島といった離島も含まれます。出雲国、石見国、隠岐国といわれた島根県は、出雲地方、石見地方、隠岐地方と分けられ、それぞれ異なる風景を持ちます。

島根県は温暖な地域ですが大陸からの寒波に襲われることがあり、年間の気温差が激しい場合もあります。

島根県は旧石器時代から人がいたことを示す遺跡が発掘され、メノウを使った石器などが出土しています。雲南市加茂町の神原神社古墳からは卑弥呼の鏡という銘がある鏡も出土しており、松江市には前方後方墳が築かれています。

隠岐は中世時代は流刑地となった場所で、後鳥羽上皇や後醍醐天皇といった貴人が流されたことで有名な場所です。江戸時代になると堀尾吉晴が国の重要文化財に指定されている松江城を築くなど、歴史を感じることができる観光スポットが目白押しです。

日本神話に登場するスサノオノミコトの息子である大国主(オオクニヌシ)が祭神となっている出雲大社は島根県に含まれており、多くの観光客が訪れています。

出雲大社では約60年に一度、本殿の建て替えが行われ、2013年には本殿の改修が終わって、本殿遷座祭が行われました。それに合わせて様々なイベントなどが行われたため、さらに賑わいを見せています。

戦国時代から江戸時代に世界の銀の約3分の1を産出したといわれる日本の銀の産出の一端を担った石見銀山は島根県大田市にあり、石見銀山遺跡とその文化的景観は世界遺産に登録されています。

鉱山町には精錬所までのトロッコ跡や石見城跡などの史跡が残されており、大森銀山は伝統的重要建造物群保存地区になっています。世界遺産に含まれる温泉津温泉は歓楽街などが併設されていない落ち着いた温泉街であり、昔ながらの温泉を味わうことができます。

歴史ばかりではなく島根県では食も楽しむことができます。郷土料理の出雲そばは、わんこそば、戸隠そばとともに三大そばに数えられ、黒い色と香りが強いことで有名です。

和菓子の山川は、茶人として有名な松江藩主の松平治郷が考案した菓子で、松江市の彩雲堂などで作られている若草とともに有名な菓子で、日本三大銘菓のひとつとなっています。

島根 のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

出雲大社

縁結びの神様の聖地

出雲大社は、島根県出雲市大社町杵築東にある神社で、伊勢神宮に並ぶ古社です。大国主大神(大国主命)が祭神であり、一般的に「大國さま(だいこくさま)」として親しまれています。 この神社は「縁結びの神」「福の神」「平和の神」として有名で、特に「縁結び」の神様として広く知られ、毎年1000万人を超える人々が良縁祈願のために訪れます。 ...»

松江城

国宝・現存する12天守

松江城は、島根県松江市に位置する江戸時代の平山城です。山陰地方で唯一現存する天守を持ち、国宝に指定された5城の一つです。他の国宝指定の城には犬山城、松本城、彦根城、姫路城があります。松江城の跡地は国の史跡にも指定されており、その歴史的価値が高く評価されています。 ...»

松江フォーゲルパーク

湖畔に広がる花と鳥の楽園

松江フォーゲルパークは、宍道湖畔に広がる、世界有数の規模を誇る花と鳥のテーマパークです。32ヘクタールの広大な敷地には、約8,000平方メートルの展示温室やフクロウセンター、展望台、様々な鳥の飼育舎などがあり、年間を通して多くの人々を楽しませています。 展望台と景観 標高53メートルの展望台からは、園内や宍道湖を一望でき、晴天時には大山(伯耆富士)も見ることができます。ペンギンの散歩や飛行ショー、フクロウとの触れ合い体験も人気です。園内はバリアフリー設備が完備され、ほとんどの施設が車椅子対応となっています。 園内施設 長屋門・フクロウセンター 純和風建築で、フクロウセンターでは20種...»

玉造温泉

化粧水に匹敵する温泉で美肌に

泉質は硫酸塩泉で、硫酸イオンやメタケイ酸をバランスよく含み、化粧水に匹敵する潤い効果を持つ成分を含んだ温泉。 奈良時代開湯といわれ、清少納言の枕草子(1000年頃)に「湯はななくり湯、玉造の湯、有馬の湯」と書かれている古湯で、神の湯として知られた。 三方を山に囲まれた温泉で、玉湯川沿いに桜並木が続き、旅館が軒をつらねる。 数寄屋造りの純和風旅館や近代的なホテル、ツツジを眺めながら、庭の中の露天風呂にゆっくりつかれる宿もある。旅館の料理はコイの姿造り、松葉ガニ、モロゲエビ、スズキなどが名物。 古来、勾玉や管玉の生産地として栄えた地で、勾玉オブジェが点在している。玉作湯神社には、願い石と呼...»

温泉津温泉 薬師湯

最高評価の源泉かけながし温泉

世界遺産の一角で、温泉地としては全国で唯一、重要伝統的建造物保存地区に指定されている温泉津にある共同浴場。 温泉津温泉の開湯は古く1300年前と伝えられ、伝説では大狸が入浴しているところを発見したものとされる。地名にもなっている温泉津(ゆのつ)は「温泉の有る港」の意味。 古くからその効能の高さが知られている。泉質はナトリウム-食塩泉で、湧出時は透明だが湯船では淡茶褐色を呈す。入浴のほかに飲泉も効果があり、味はやや苦渋い。 薬師湯は日本温泉協会により全項目「オール5」の最高評価の天然温泉として認定されている。 1872年に発生した地震により湧出を始めた自然湧出の源泉で、湧き出している源泉...»

日御碕神社

古から遷座する朱塗りの社

島根半島の最西端の断崖に近い松林の中に佇む、神話に出てくる二柱の神様を祀った霊験あらたかな神社。通称、みさきさん。 出雲大社の祖神さま(祖先である神)として崇敬を集める。社殿12棟などが国の重要文化財に指定されている。 上下の2社あり、上の宮を「神の宮」、下の宮を「日沈宮(日沉宮)」と称して、2社を総称し日御碕神社(日御碕大神宮)と呼ばれる。 神の宮(上の宮)は、現・社殿の背後にある隠ヶ丘に鎮座していたが、紀元前536年に勅命により現在地へ遷座した。 日沈宮(下の宮)は、元は海岸の約100 メートル沖の日本海上にある無人島の文島(現・経島)に鎮座していた。天葺根命が文島にいたとき、天照...»

温泉津温泉

保存地区に選定された温泉街

温泉津港から山側に伸びている、三方を山に囲まれた温泉地で、戦国時代や江戸時代に石見銀山から産出される銀の積出港として栄えた港町。山陰道(山陰街道)の宿場町でもあった。 温泉街は狭い曲りくねった道に、鄙びた日本旅館が両側に立地する静かな街並みで、いかにも古い湯の町情緒。中ほどに2つの共同浴場があり、下駄を鳴らしての外湯めぐりが楽しい。 「温泉津町温泉津伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された。 開湯は古く1300年前と伝えられ、伝説では大狸が入浴しているところを発見したものとされる。地名にもなっている温泉津(ゆのつ)は「温泉の有る港」の意味。 古くか...»

出雲日御碕灯台

日本一の高さを誇る白亜の灯台

国立公園の景勝地である日御碕の突端、島根半島の最西端の断崖に立つ灯台。世界灯台100選、日本の灯台50選に選ばれた日本を代表する灯台で、1903年に初点灯。 石造灯台としては日本一の灯塔の高さで、海面から灯塔の灯火までは63.30メートル、地面から塔頂までが43.65メートル。 日本人の設計・施工によるもので、島根産の凝灰質砂岩を用い、柱状節理石英角斑岩の基盤の上に建ち、100余年の風雪に耐えてきた。 歴史的文化財的価値が高いため、Aランクの保存灯台となっていて、国の重要文化財、国の登録有形文化財に指定されている。 全国に5箇所しかない最大の第1等レンズを使用した第1等灯台でもある。 ...»

太皷谷稲成神社

山腹に鮮やかに浮かび上がる社殿

1773年に津和野藩の藩主が、藩と領民安寧のために京都の伏見稲荷大社から勧請を受け、三本松城(津和野城)の鬼門に当たる太皷谷の峰に稲成神社を創建。通称「津和野のおいなりさん」。 歴代藩主の崇敬を受け藩主以外の参拝は禁止されていたが、廃藩後は庶民も参拝できるようになり、現在は参拝に訪れる人の数が出雲大社に次いで島根県で2番目に多い。 表参道には石段が263段あり、 奉納された約1000本の鳥居が長いトンネルを造っている。 1923年に社殿(現・元宮)を建立。1969年に新社殿の拝殿・本殿が建てられ、遷宮が斎行された。古い社殿は「元宮」として現存し、分霊が奉斎されている。 「いなり」は通常...»

津和野カトリック教会

悲しい歴史が刻まれた畳敷きの礼拝堂

礼拝堂の内部は畳敷きで、色鮮やかなステンドグラスが美しい、ドイツ人シェーファーによって建てられたゴシック風建築の教会。 キリシタン殉教の慰霊のために1890年に建てられ、火災により、1931年に再建された。国の有形登録文化財。 殿町の古い街並みでひときわ目を引く存在。夜にはライトアップされる。隣接して殉教資料を集めた乙女峠展示室がある。 毎年5月3日には殉教者を偲ぶ「乙女峠まつり」が行われ、キリスト教関係者など県内外から約2000人が訪れミサが行われている。 乙女峠マリア聖堂1867年、大規模な隠れキリシタン弾圧事件が起こり、長崎浦上村の153名が津和野藩に送られた。乙女峠にある光琳寺...»

出雲そば

そばの実を殻ごとひく出雲そば。香り高く、コシが強いのが特徴

そばの実を皮ごとひいて作られるそば粉を用いたそば。皮ごとひいて作られるため一般的なそばと比べて色や香りが濃く、独特の味わいが特徴。水で冷やしたそばを3段に重ねた割子(わりご=重箱)と言われる丸い漆器の器に盛り、薬味(ねぎ、刻みのり、鰹節、おろし大根など)をのせ、そばつゆをかけて食す。ゆでたそばをそのまま鍋から直に器に取り、ゆで汁、そばつゆ、薬味など加えて食べる「釜揚げ」も人気の食べ方である。毎年11月に行われる「神在祭(かみありさい)」ではそばの屋台がたち並ぶ姿が見受けられる。 出雲そばは、日本三大蕎麦の一つ(他の二つはわんこそば、戸隠そば)。江戸時代に信濃国(現在の長野県)松本藩の城主であ...»

ぼてぼて茶

お茶どころの茶人が考案した、立ったまま食べられるおいしい間食

茶どころとして知られる城下町・松江市の「ぼてぼて茶」は元来、茶人・松平不味が鷹狩りに出かけた際に飲んでいたものが由来。やがて庶民の間にもに広がり、仕事の合間に立ったまま食べられる間食や非常食として根付いたとされる。茶筅(ちゃせん)で泡立てた番茶の中に、おこわ、煮豆、きざんだ高野豆腐や漬物などを少量ずつ入れれば出来上がり。箸を使わず、茶碗の底を軽くたたき片寄せた具をお茶と共に一気に口に放り込むように食べるのが通だそう。お茶を泡立てるときの音から、そのユニークな名がついたとされる。...»

焼きめし茶漬け

合わせ味噌がまさにミソ!焼きおにぎりを茶漬けにした絶品めし

島根県の隠岐地方では、“焼きおにぎり”のことを“焼きめし”というそうだ。つまり、“やきめし茶漬け”は、その名のとおり“焼きおにぎり”を茶漬けにしたもの。まず、三角や丸形に握ったおにぎりに、しょう油と味噌の中間的な役割をする隠岐の伝統的な調味料“こじょうゆ味噌”を塗り、じっくりと焼き上げる。焼き上がったら器に盛り、のりやねぎなどの薬味を入れて、熱々の煎茶をかければ出来上がりだ。香ばしい味噌の香りが広がり、素朴な味わいがあとを引く心も温まる一品。...»

わに(サメ)の刺身

”わに”とはサメのこと!やわらかくあっさりとした味わいが美味

”わに”とはここでは軟骨魚類の”サメ”のことを指す。サメは体内に尿素を多く含むため、捕ってから数日経っても腐りにくく、昔は港から離れた内陸部でも刺身で食べられる唯一の魚だった。そこで日本海で取れた”わに”を刺身で食べる文化が、島根県南部から広島県北部の山間部に根付いたようだ。現在でも地元での人気は根強く、年末年始のごちそうとして食卓を飾る食材だ。サメの身はやわらかくあっさりとしているため、いくら食べてもお腹にもたれない。食べられるサメの種類はいくつかあるが、ネズミザメが最も美味だといわれている。...»

隠岐そば

薬味使いと出汁のコクが決め手の島根の“十割そば”は温も冷も◎

隠岐そばは古くから島民の間でも親しまれてきた、島根を代表する郷土料理。焼きさばやあご(とびうお)の出汁と十割そばが特徴。出汁は生の魚を焼いて出汁を取る方法を用いていることが多く、とても濃厚で深い味わい。蕎麦はつなぎを使わず100%蕎麦粉を使い、また太くて短い。ごま・ねぎ・ゆず・のりがなどを載せて味わう。ごまとゆずの風味がさばの生臭さを消し、旨味を際立たせる。ゆでたてのそばを器に盛り、熱いさば出汁をかけるのが一般的だが、地元産の芽かぶをのせて食べる冷たい「芽かぶそば」もとても美味。食べ方のコツとして、そば粉100%で切れやすいので、丼から直接かき込むように食べるのが通。観光の際にはぜひ味わいたい...»

うずめ飯

地元で採れる山菜を主材にした津和野の郷土料理の代表格

茶わんに具と汁を入れ、その上に炊きたてのご飯を盛って“埋める”ことから「うずめ飯」と呼ばれる、津和野地方の代表的な郷土料理。椎茸・人参・かまぼこ・豆腐などをさいの目に切り、昆布だしで煮る。味付けはしようゆと塩で吸物より少し濃いめに。具と汁の上にセリ・もみ海苔・おろした根ワサビなどの山菜をのせ、その上にご飯をよそいふたをして、一呼吸おいて蒸らせば完成。ご飯にのった具の豊かな色彩とふたを取った時に立ち昇るワサビのかぐわしい香りが食欲を誘う、サラッとしたのど越しの縁起料理だ。 うずめ飯は、一見お茶漬けのように見えますが、ごはんの下には小さく刻んだタイや野菜が隠れています。この食べ方の起源にはさまざ...»

さば寿司(島根県)

新鮮なさばと、島根の風土が育んだ美米が織り成す極上の逸品

「さば寿司」は五穀豊穣を祝う秋祭りの伝統食として、島根県に伝わる郷土の寿司。中でも身が厚く、活きの良い秋鯖は、余分な脂が抜けることで、身はしまり旨味が凝縮され、塩でしめた〆鯖(しめさば)、焼き鯖、味噌煮など、ご飯にぴったりの総菜として広く親しまれている。なかでも、山陰の海で漁獲された新鮮な秋鯖と、ふっくらとして噛み応えのある地元の美味しいお米で作った寿司は絶品で、正に島根の風土が生み出した宝と言えよう。...»

宍道湖七珍料理

宍道湖の七珍魚介類による独特な郷土の味覚

島根県の東北部に位置する宍道湖は、周囲約45km、全国で7番目に大きい湖で、淡水と海水が混ざりあう「汽水湖」。宍道湖の周囲にある松江市・玉湯町・宍道町・斐川町・平田市各水域は、季節ごとに海水の混じり方が微妙に異なっており、魚介類の宝庫である。なかでも、スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、シジミの七種頸の魚介を用いた郷土料理が”宍道湖七珍”だ。これらは市内の店で食することができる。また、この宍道湖七珍の頭文字を取り、相撲足腰(スモウアシコシ)と語呂合わせで覚えることができる。...»

あご野焼き

職人が豪快に焼くあご(トビウオ)野焼きは、伝統ある深い味わい

トビウオ(あご)の新鮮なすり身に、出雲地方に伝わる「地伝酒」を加えた調味料を練りこみ、金ぐしに筒状に塗りつけ、炭火で香ばしく焼き上げたものが「あご野焼き」。原寸サイズは直径7~8cm、長さ70cm、重さ1.5kgとかなり大きく、外皮の香ばしさ、あごの身に練り込まれた酒気の瑞々しい食感などが美味しさの特徴だ。最近は、冷蔵されたすり身で年中焼かれているが、やはりトビウオが旬を迎える5~7月頃に作られたものが絶品。また、焼きたてを手でちぎって豪快に味わうのが地元お薦めの食べ方だという。...»

しじみ汁(島根県)

海水と淡水の混ざった汽水湖で育った柔らかい身の美味しさを堪能

島根県の宍道湖で採れるシジミは黒くて粒が大きいヤマトシジミで、宍道湖七珍(スズキ、ウナギ、コイ、シラウオ、アマサギ、モロゲエビ、シジミ)の一つにも数えられる。宍道湖は日本一のしじみの産地で、ヤマトシジミは全国で約2万トンの漁獲があり、そのうち約40%は宍道湖でとれているのだ。「宍道湖しじみ」のブランドは全国的に有名である。小船の上から長いシジミ掻きを水中に下ろしてシジミを探っている漁師の姿は宍道湖の風物詩としても有名だ。海水と淡水の混ざった「汽水湖」という珍しい育成環境のため、大変身が柔らかく、家庭では味噌汁に仕立てるのがほとんどだが、すまし仕立てにしても格別だ。...»

スズキの奉書焼

スズキ一匹を丸ごと奉書紙に包んで蒸し焼きにする、贅沢な逸品

スズキは出雲神話にも登場する宍道湖を代表する出世魚で、宍道湖七珍の一つにも数えられるほどの名物。昔、大橋川の漁師が焚火の熱灰の上で魚を焼いて食べているのを当時の松江藩主・松平不昧公が見て、是非にと所望したところ、灰が付いたまま差し出すのはあまりに恐れ多い、と奉書に包み蒸し焼きにして献上したところ、大変喜ばれたというのがスズキの奉書焼の始まりだという。その料理のあまりの美味しさに、松江藩のお止め料理となり、明治維新まで、庶民は口に出来なかったとされている。 宍道湖は、島根県北東部に広がる湖で、約1万年前に形成されたとされています。湖の面積は国内7番目に広く、風光明媚な湖面から「日本百景」にも選...»

どじょう料理(島根県)

カラダの内側も外側も健康で美しくなれる万能の魚

どじょうすくいの安来節で知られる安来市は、どじょう鍋・どじょう汁・唐揚げなどで有名。ドジョウは多くのカルシウムを含み、その量は中サイズのドジョウ7匹程度で一日のカルシウムを補えるほど。またドジョウに含まれるタンパク質は、ウナギと比べて脂肪が少なく、カロリーは約3分の1でかなり健康的。それ以外にも、ビタミンDが豊富に含まれ、内臓を温めて体の余分な水分を取り除き解毒する作用があり、お肌を健やかに保つコラーゲンも含まれていている。...»

はしまき

お好み焼きを箸に巻いた、食べ歩きができるお祭りで人気の屋台名物

薄いお好み焼きを割り箸にくるくると巻きつけた屋台料理。「はしまき」「箸巻き」「はし巻き」と呼ばれる。手に持って食べながら歩くことができるから、お祭りで人気。中国・九州地方の一部の県で、お祭りの露店・屋台で見られる。...»

松江ラーメン

さっぱりとした塩味は昔ながらの味わい。お財布にもやさしい

麺は、中太でやや縮れており、少し鹹水(かんすい)の匂いがする。昔ながらの松江のラーメン店の多くが、同じ製麺所のものを使っているといわれている。スープは塩味で、脂浮きが少なく、ほとんど透明に近い。塩ダレを使わず、最初から塩味がついているところが多い。スープの出汁は豚骨と鶏ガラ中心だが、松江の特産品、しじみから出汁をとるものも。小さなバラ肉チャーシューや、青ネギ・細モヤシ・メンマなどを具に使っており、値段が安いのも特徴だ。...»

寒シマメ漬け

冬に獲れるスルメイカ「寒シマメ」を、肝醤油で漬け込んだ

島根県隠岐郡海士町(あまちょう)では、日本海で獲れた新鮮なスルメイカをシマメ、冬の一番美味しい時期に獲れるスルメイカを、「寒のシマメ」あるいは「寒シマメ」と呼び、特に愛好されている。寒シマメ肝醤油漬けは肝を醤油に漬け込んだ特製肝醤油ダレと新鮮な上身を使った逸品。あたたかいご飯との相性は抜群。鮮度の良いイカを使用しているからこそできる、深みある旨みがたっぷり。地元民のみならず、隠岐を代表する土産物としても親しまれている。...»

笹巻き(島根県)

笹の葉を幾重にも纏った細長い団子、新緑の季節を感じる保存食

笹の新葉が大きくなる5月上旬~6月中旬頃、月遅れの端午の節句に欠かせないのが笹巻き。もち米の粉にうるち米の粉を混ぜ合わせ水を加えた団子に、笹の葉を4~5枚巻いて茹でたもの。地区や家によって様々な工夫や技巧がこらされていて、その形も様々である。季節になると、一家総出で役割分担して作る楽しい家庭の行事でもある。また、笹は香りや見た目の清々しさだけでなく、その殺菌力で団子を守ってくれる。一度に作っても日持ちするので、忙しい時の間食や子供のおやつ、保存食としても活躍してくれる。 笹巻きは、練った米粉を熊笹で巻いてゆでたもので、旧暦の端午の節句に根付いた伝統的な食べ物です。田植えの骨休みや代満、7月2...»

メロンの粕漬

メロン特産地限定品。ポリポリとした食感と豊かな風味が人気

島根の特産品である“アムスメロン”はそのまま食べてももちろん絶品!それを贅沢に漬物にすることで、より芳醇な味わいが。もう一つの島根の特産品として注目されている。もともとは農家で生まれ育った郷土料理の一つで、間引きされた小さめのメロンを天日で干し、粕漬けするのが一般的だが、現在では漬物専門店などで商品開発をし、独自の漬け込みダレや、あえて大きく育てたメロンを使うものなどもあり、農家の味に広がりを持たせている。おかずの一品にも、お茶受けにもなる。ポリポリとした食感もたまらない。...»

豆腐めし(島根県)

豆腐・山菜を炊き込んだ冬至の頃に作られる郷土料理のひとつ

豆腐めしとは、冬至の前後に作られる家庭料理で、乾煎りした豆腐・山菜を炊き込み飯にしたもの。どんどろけめしとも呼ばれ、豆腐を炒める時の音が雷に似るため名が付いた。豆腐めしは、元来、葬儀の賄いをした女性たちが、賄いが終わった後で食べていたものがその起こりだという。もとは、豆腐に大根や菜っぱを加えただけの簡素なものだったが、しだいに具を増やして山菜を豊富に使ったものになり、今では島根の郷土料理にもなっている。  鳥取県でも東部から中部地域で郷土料理として、どんどろけ飯が親しまれています。どんどろけ飯は、豆腐や地元産野菜を使った炊き込みごはんのことです。方言で「雷」を指す「どんどろけ」は、油をしき、...»

芋煮(島根県)

日本三大芋煮のひとつ!島根県津和野町の芋煮

炙ったタイで出汁を取り、具はサトイモとタイのほぐし身のみ、仕上げに柚子の皮を添える澄まし仕立ての芋煮。サトイモの収穫期である秋に津和野町では「芋煮と地酒の会」が開催され、多くの人に芋煮や地酒が振る舞われる。 【歴史・由来】青野山のふもと、津和野町の笹山地区は栄養豊富な火山灰土質に恵まれていることからきめ細かくコシの強い良質なサトイモが育つ。津和野では古くから秋の紅葉で色づきはじめる十五夜の観月会が各地で行われ、そこで酒を酌み交わしながら芋煮が楽しまれていたとされる。 【食べるシーン】10月中旬に津和野町内で「芋煮と地酒の会」が行われ、多くの人でにぎわう。サトイモの収穫期である秋には、家庭で...»

薬膳料理(島根県)

季節の食材と生薬を活かして美味しく“医食同源”を実現

島根県では、四季折々の食材に生薬のナツメ、クコ、松の実などを使った薬膳料理を提供するお店が各地にみられる。多くの食材をバランスよく組合せ、食する個人個人の健康状態に合わせた食材を選ぶことにより、身体の精気を補うことができるとされる薬膳料理。“医食同源”の考え方を受け継ぎ、体に良いだけでなく彩も鮮やか。島根県に点在する薬膳レストランでは、親しみやすいメニューをアレンジした料理が多く、ランチなど気軽に楽しむことができる。...»

とんばら漬け

山の幸どっさり!農家が作る昔ながらの素朴な味わいが人気

島根県頓原町に昔から保存食として作られてきた「とんばら漬」は、山の幸豊かな漬物。具体的には、大根・きゅうり・なす・シソの実や穂・ワラビ・ゼンマイ・ウリゴマ・ニンジン・ショウガなどをふんだんに用い、それらを塩やしょうゆで漬け込んだもの。昔から農家では雪の多い冬になると、「とんばら漬」で野菜不足を補っていた。そんな暮らしの知恵から生まれた逸品は、添加物を使わず昔懐かしい素朴な味わいから、ファンが後を絶たず、今や頓原町を代表する顔となっている。取り出した野菜は細かく刻んで食べるのが定番だ。...»

桜の塩漬け

添えるだけで、華やかな彩りと香りが楽しめる

島根県雲南市木次(きすき)町は「桜のまち」を掲げ、その名所といえば、中国地方随一の桜並木。日本さくら名所100選の一つに選ばれた斐伊川堤防桜並木は、約2kmにわたっておよそ800本の桜が見事に咲き誇り、春の開花時期には県内外から多くの花見客が訪れる。 木次町で育てた八重桜”閑山”を一輪ずつ手摘みして、塩と梅酢で丁寧に漬け込んで作った”桜の花びらの塩漬け”。料理に添えるだけで、芳醇な桜の香りが漂い、心躍るような春の雰囲気が楽しめる。子供たちには、みじん切りにした桜のみじん切りを炊きたてご飯に混ぜて作る桜ご飯が人気のメニュー。大人の方には、焼酎のお湯割りに一輪入れるだけででできる、桜の味が楽しめ...»

舞茸ごはん(島根県)

舞茸の旨味と香りをご飯に封じ込めた炊き込みご飯

飯南町の特産品である舞茸を、人参などの野菜と一緒に炊き込んだご飯。香り豊かで歯ごたえの良い舞茸は、栄養分も豊富。ビタミン類やミネラル、食物繊維に富み、特に亜鉛、ナイアシン、ビタミンDを多く含む。舞茸の栽培は難しく、温度・湿度・光の当たり具合まで生産者に手厚く管理されなければならない。立派な舞茸となり収穫できるまでには約80日かかる。香りや旨味がお米に染み込んだ炊き込みご飯は、まさに舞茸の味わいを満喫するのに最適だ。...»

清水精進料理

四季折々の美しい景色を楽しみながら頂く華やかな印象の精進料理

清水精進料理は、天台宗の古刹 安来 清水寺の境内にある四つの料亭旅館で味わうことができる。県立自然公園にも指定された安来 清水寺は、四季折々の自然溢れる美しい景観を楽しめる名高い寺。その風景を楽しみながら頂く精進料理は、質素なイメージとは異なり、ゴマ豆腐、飛竜頭(がんもどき)、山芋とノりの蒲焼き、湯葉、豆腐料理、てんぷら、コンニャクの刺身など、素材の持ち味を生かしながら巧みに加工した華やかなもので、一の膳から三の膳まで出てくる豪華なもの。まさに目で楽しむことのできる精進料理である。...»

雲南の焼きサバ

山間部で味わう海の幸

島根県雲南地方は、中国山地にほど近い山間部にありながら、海の幸を使った焼鯖が名物。その理由は、冷蔵方法がなかった時代に、日本海でとれたサバを生のまま輸送できる限界地点だった雲南地方で焼いて加工し、さらに奥の山間地域に届けたことにあるようだ。一本丸ごと串に刺して焼くのも雲南地方の焼きサバの特徴で、厚みのあるサバにしっかり火が通るよう背開きにし、強い火力で素早く焼き上げて旨味を閉じ込めている。ふっくらとした身と香ばしい皮のバランスが絶妙で、身をほぐしてちらし寿司やお茶漬けで味わうのもおいしい。...»

津田かぶ漬

地元の人しか知らない幻のお漬物!?島根名物・赤かぶの漬け物

津田かぶとは、主に島根県の松江市周辺を中心に栽培されている赤かぶの一種。旬は10月~2月上旬で、12月に収穫の最盛期を迎える。形状は、勾玉のように曲がった形をしており、外皮の上部が鮮やかな赤紫色で、尖端にいくにしたがって白い。近江の日野菜にも似た独特の香り高いかぶで、お漬物に最適とされ出雲地方の冬のお漬物の代名詞とし古くから愛されてきた。栽培・収穫に大変手間がかかり収穫量も少なく、地元で消費されるだけでほとんど県外では紹介されていない、“幻のお漬物”とも言われている。...»

しじみ佃煮

本場宍道湖のやまとしじみの佃煮

島根県の東北部に位置する宍道湖(しんじこ)は、周囲約45km、全国で7番目に大きい湖で、わずかに塩分を含む汽水湖のため魚種が豊富。日本一のしじみの産地で、宍道湖で採れるシジミは黒くて粒が大きいヤマトシジミ。ヤマトシジミは全国で約2万トンの漁獲があり、そのうち約40%は宍道湖でとれているのだ。宍道湖は日本一のヤマトシジミ産地であり「宍道湖しじみ」のブランドは全国的に有名である。国産品の佃煮がシェアを減らす中、島根県はしじみの佃煮は、高く評価されている。小船の上から長いシジミ掻きを水中に下ろしてシジミを探っている漁師の姿は宍道湖の風物詩としても有名だ。古来よりしじみは肝臓の守り神と言われ、しじみに...»

隠岐松葉ずわいがに

絶品!旨味の秘密は漁法と漁場にあり

プランクトンが豊富で様々な魚貝類が数多く棲息する、日本有数の漁場となっている隠岐の「かご漁業」で獲れた雄の松葉ガニは、身も傷つかずたっぷりと栄養を蓄え、味も絶品であることから「隠岐松葉ガニ」として名高い。特に700g以上の大ぶりのカニは、漁獲した漁船の船名をつけ「隠岐松葉ガニ」ブランドとして価値が高い。松葉ガニに含まれるアミノ酸がカニの旨味を特徴づけているが、他にアデニル酸という成分がゆでることで旨味をいっそう引き出す。11月~2月が漁の解禁である。 旬 11月 12月 1月 2月...»

十六島のり

繊細な歯応えと磯の香りが強い希少な岩のり

島根県出雲市の十六島(うっぷるい)地方でとれる“十六島(うっぷるい)のり”は、出雲地方の正月の雑煮に欠かせないといわれる岩のりで、つややかな黒色を持ち、磯の香りが高く、やわらかな口当たりと独特の弾力ある歯応えが魅力。寒さが一番厳しい12~2月の時期に、機械が入れない足場の悪い岩場に好んで自生するため、すべて手作業で摘みとられている。様々な料理に用いられるが、地元のおすすめ料理は天ぷら。油で揚げると、より塩の香りが引き立ち、ほど良い塩分とサクッとした食感が楽しめる。 旬 12月 1月 2月...»

島根県産 岩がき

“かきの王様”は夏が旬!清浄な隠岐の海の幸は食べ応え抜群

隠岐の岩がきは、冬が旬のまがきとは別種で、中には1kgを超えるものもいる。味・大きさともにかきの王様といわれる隠岐の岩がきは、清浄な海域で自然の恵みを活かしながら養殖されるのが主流である。以前は夏場に限られた量を素もぐりで採集するだけであったが、平成4年から全国で早くから島根県の隠岐島で養殖に成功し、3月~7月の間に流通させることが可能となった。春先の岩がきは歯ごたえのある爽やかな味がし、新緑の季節になると、身太りし濃厚な旨味を感じさせる。 旬     3月 4月 5月 6月...»

島根県産 あご(トビウオ)

さっぱりとして上品な味わいの「島根県の魚」

島根県では“トビウオ”は通称「あご」と呼ばれ県民にもなじみが深く、夏を告げる魚として県内沿岸で広く漁獲されており、その漁獲量は全国屈指。島根県で一般的なトビウオの種類はホソトビウオとツクシトビウオの2種類。その頭の形からホソトビウオは「丸あご」、ツクシトビウオは「角あご」と呼ばれる。トビウオが魚屋に多く並ぶのは主に6~7月頃で、肉は脂が少なくさっぱりとしていおりヘルシーかつ上品な味わいが魅力的。刺身や焼き魚で賞味されている他、「あご野焼き」など加工品の原料としても多く利用される。 旬     6月 7月 ...»

どんちっちアジ

高鮮度で脂の乗った、トロにも匹敵する旬のアジ

島根県西部沖でとれる“マアジ”は、昔から脂ののりがよいとされ、旬の時期はトロにも匹敵すると言われ特に珍重されてきた。さらに、浜田港に水揚げされるマアジは他の産地よりも脂肪含有量が高く、4~8月の旬のころには10%、中には15%を超えるものもあるということがわかり、ブランド規格を設けたのが“どんちっちアジ”だ。脂がのった“どんちっちアジ”は、焼き魚をはじめ、様々な料理でそのおいしさが楽しめる。ひと味違う贅沢な味わいを楽しんで欲しい。 島根県西部沖には"カラヌス"と呼ばれる体の半分以上が脂で構成されているプランクトンが生息していて、4~9月頃にカラヌスが増えて、これが島根県西部沖のマアジの栄養源...»

島根県産 のどぐろ

一度は食べてみたい!島根の絶品「白身のトロ」

ぽっかり開けた口の中が真っ黒なことから“のどぐろ”と呼ばれるようになったこの魚、体は赤いので一般には“アカムツ”としてなじみがある。体長30センチほど、大きな目と口が特徴。深海に生息し、なかなか水揚げされないため、高級魚として取引されているが、地元でもお祝いの日の定番として人気が高い。まろやかでコクのある脂の乗りがよく「白身のトロ」「赤い宝石」などの異名があるほど。漁港の浜田などではセリや店頭で脂質含有量を測定し表示して取引しているのだとか。焼き物・煮物にすると格別。新鮮なうちは刺身もおすすめ。 「のどぐろ」という呼び名の発祥地ともされる浜田漁港の“のどぐろ”。浜田市では「浜田市の魚」に選定...»

小伊津産 アマダイ(コビリ)

品のある甘さが魅力。様々な料理にでおいしく食べられる

脂肪分が少なく、淡白で上品な甘さから「甘鯛」と表記されることもある”アマダイ”。小伊津産のアマダイは、日本海の荒波にもまれて育つため、身が引き締まっているのが特長だ。刺身や焼き物、煮付けなど、様々な料理で楽しめるが、地元の一番人気は、具とシャリを重ねて押しあわせた”押し寿司”。シャリの酸味で引き立ったアマダイ本来の甘さが楽しめる一品だ。また、出雲市の名産品である”十六島海苔”とともに炊き込みご飯にした郷土料理も人気がある。...»

宍道湖 大和しじみ

宍道湖七珍の一つ。特有の甘味と旨味が肝機能を回復させる

宍道湖で採れるシジミは黒くて粒の大きなヤマトシジミで、宍道湖七珍(スズキ、ウナギ、コイ、シラウオ、アマサギ、モロゲエビ、シジミ)の一つに数えられている。島根県の東北部に位置する宍道湖(しんじこ)は、周囲約45km、全国で7番目に大きい湖で、わずかに塩分を含む汽水湖のため魚種が豊富。『大和しじみ』はシジミ科の二枚貝で、河川の河口など淡水と海水が入り混じる汽水域の砂礫底で見られるが、干潮になると水がなくなるような干潟にも生息できる。ヤマトシジミは全国で約2万トンの漁獲があり、そのうち約40%は宍道湖でとれているのだ。宍道湖は日本一のヤマトシジミ産地であり「宍道湖しじみ」のブランドは全国的に有名であ...»

島根県産 板ワカメ

調理・加工のバリエーション豊富で食感も楽しい海の優れもの

しこしこ感がある柔らかい葉は、味噌汁や酢の物に。茎はキンピラやからし和え、メカブは茹でて粘りが出たものを刻んで三杯酢やポン酢しょうゆで味付けなど、どれもご飯のおかずやお酒の肴にピッタリと変身する食材。主に冬から春にかけて出荷されるが、ふりかけや山海漬に加工される等、年間を通じてその風味を楽しむことができる。また、地元では成熟して粘りが出たものを刻んで食べたり、ヒジキのように煮物にすることも多い。その食感のバリエーションに合わせて、調理・加工の方法も多岐に渡る。 旬 12月 1月 2月 3月 4月...»

浜田産 かれい

淡白な中にも上品な味わいがある一夜干しは絶品

島根県では種類豊富なカレイ類が漁獲される。中でも「浜田市の魚」に選定されるほど馴染み深いカレイは、ササカレイ・エテカレイ・ミズカレイの3種類がある。特にササガレイは高級魚の一つで11月~2月が旬。干し物は取れ立ての新鮮な魚のみを原料として加工し、流通段階で一回だけ冷凍するワンフローズン製法をとっている。生干しは焼いて食べるのが一番旨いが、バター焼きやムニエル、唐揚げにしても身離れが良いので子供でも食べやすい。 旬 11月 12月 1月 2月...»

隠岐牛

隠岐島で生まれ、ミネラル分豊富な地元飼料で育った黒毛和牛

“隠岐牛”とは、島根県隠岐島(海士町、西ノ島町、知夫村、隠岐の島町)でうまれ育った未経産のメス牛で、「日本食肉格付協会」で肉質等級が4等級以上の格付けをうけたものをいう。大自然が広がる隠岐の恵まれた環境で飼育が行われており、黒毛和牛本来の旨みが楽しめると評価が高い。ミネラル分を豊富に含んだ地元飼料を食べ、潮風を受けてのびのびと育てられる隠岐牛は、足腰が強く、免疫力も高く健康で、食味もしっかりしていて濃厚。しゃぶしゃぶや焼肉などで、サシ(霜降り)の美しさと旨みを堪能したい。...»

おおち 山くじら(イノシシ肉)

駆除の対象だったイノシシ肉が地域ブランドに!野趣のある味が◎

中国地方随一の江の川(ごうのがわ)と天然の自然林がある島根県美郷町では、野生のイノシシを捕獲し、“おおち山くじら”というブランド名でイノシシ肉を売り出している。捕獲したイノシシは、いきたまま解体施設に運ばれ、新鮮な状態で処理されて、すぐに冷凍されるので臭みが少ない。夏に捕獲されるイノシシ肉は、脂肪分が少なく、適度な歯応えであっさりとした味わいなのに対し、冬に捕獲されるっものは、しっかりと脂肪を持ち、なめらかな食感がおいしい。シンプルに焼いて塩こしょうで味を調えると、野趣にあふれた味わいが楽しめる。...»

石見和牛肉

口の中で噛む暇もなくとろけるキメ細やかな上質な肉

世界遺産に登録された「石見銀山」と同じ石見の名を称した石見和牛肉。肉質の等級A4・A5ランク以上の肉だけをインターネットで限定販売し、その実績が評価されて「しまねIT大賞準大賞」を受賞した。「箸でも切れる和牛」と言われるほどにキメが細かく軟らかい上に、口溶けの良い脂がほどよく混じっている。その特徴的な口当たりは、充分な素飼料の他に、ビール粕等の発酵素材を使った飼料を牛に与え、ストレスが少ない環境の良いところで育てている所に秘密があるようだ。...»

しまね和牛

きめ細やかな霜降りがコク深い、素畜としても供給されていた高級牛

「やまたのおろち」伝説で知られる奥出雲斐伊川流域が”しまね和牛”の故郷。かつては、子牛を他の産地へ「素畜(肉牛にする子牛)」として供給していた。しまね和牛とは、県内で生産肥育されて「島根県食肉公社」へ出荷された黒毛和牛のことで、「日本食肉格付協会」の肉質基準が「A4」「B4」以上のもの。きめ細やかさが鮮やかな霜降りはコク深く、普通の肉に比べて強い風味が持続する。しまね和牛のなかでも、仁多郡、雲南市、飯石郡でうまれた子牛を、直営牧場で指定された飼料を与えて育てたものは”奥出雲牛”と呼ばれる。...»

島根 あすっこ

島根県で生まれたビタミンC豊富な春野菜

島根県農業試験場で「ビタミン菜」と「ブロッコリー」を交配し、ビタミンCが豊富な新野菜として平成15年に誕生した島根県オリジナルの野菜、“あすっこ”。その名前は「島根の明日をめざす野菜」という願い、また、アスパラガスのような食感とビタミンC(アスコルビン酸)が豊富なことに由来する。「春をつげる野菜」とも呼ばれ、2月下旬~4月頃にのみ各市場に出荷される。苦味やクセがないので子供にも好まれ、茎も葉も花も全て食べられる。おひたしやゴマ和えのほか、天ぷらなど簡単な調理でその独特の食感と甘みが楽しめる。 旬     3月 4月 ...»

島根県産 ねぎ

料理との相性が良い、ハウス栽培で品質・出荷が安定した青ねぎ

島根青ねぎは、JAいずも・雲南・斐川町を中心に県内で栽培されている。ほとんどがハウス栽培となり、1年を通じて安定した品質で出荷が可能となった青ねぎである。日持ちがよい濃い緑色のねぎを生産するために、収穫前には水やりを控えるなどの工夫も地元農家により行なわれている。また、一部地域では水耕施設団地での生産が始まり、減農薬栽培にも取り組んでいる。味噌汁・鍋類・薬味などを始め、毎日の食卓に欠かせない食材として、その地位を築いている。...»

大根島産 高麗人蔘

島人の情熱が支え、世界に誇れる特産品へ

”高麗人参”は、江戸時代に中国から日本に伝わり、当時の松江藩は、幕府からの認可を得て栽培をはじめた。その作業の多くを大根島の島人が支えたことから、、松江藩が廃止され、明治時代に入っても島をあげて人参振興に取り組み、大根島産の高麗人参は、世界に誇る特産品となったようだ。現在も高麗人参そのものはもちろん、粉末やエキスを使った菓子や茶など、様々な加工品が販売されている。高麗人参には人参サポニンという成分が含まれており、疲労回復、解熱、血圧調整、肝機能強化作用など、幅広い効能が期待される。...»

島根県産 たまねぎ

じっくり育てあげた“磨きたまねぎ”は島根産ならではの味わい

「島根たまねぎ」は、国定の産地として名高い斐川町を中心に、益田市・大田市・安来市などの平野で栽培されている。特に斐川町を中心に採れる玉締りのよい「磨きたまねぎ」は、高い評価を受けている。出荷するたまねぎを吊るし乾燥させる「吊り小屋」の風景はこの地域を彩る風物詩となっている。栽培方法は、種まきを9月下旬に行ない、冬を通じてじっくり育てる。やがて春になると急激に大きくなり、「磨き玉ねぎ」としての風格を身につける。6月に収穫・乾燥・調整した後、出荷。食卓に旬としてお目見えするのは7月~10月となる。 旬     6月 7月 8月 9月 ...»

島根県産 とまと

トマト本来の完熟の甘み抜群!島根生まれの”ハウス桃太郎”

島根トマトはその主要品種「ハウス桃太郎」を中心に需要が年々高まっている人気食材。「ハウス桃太郎」は完熟の桃色トマトのため、糖度が高いのが特徴。旬の素材を活かした、トマトが主役のレシピには欠かせない食材である。産地としては島根県西部の益田市で出荷量の約9割が栽培されており、抑制栽培や減農薬栽培などの生産者側の努力が実り、出荷時期を4月~12月と長く食卓に提供でき、質と量ともに食材としての価値が年々高まっている。出荷先は広島市場を中心に、県内市場に出荷している。...»

出西しょうが

ご当地でしか育たない幻のしょうが

島根県の斐川町の西側、出西地区でしか育たないといわれる出西しょうがは、しょうが特有の繊維が少なく、ぴりっとした辛味を持ち、上品な風味が漂う逸品。栽培の歴史はおよそ400年あり、かつては大名へ献上品として重宝された。生でそのまま丸かじりしてもおいしいといわれる出西しょうがは、薬味として活躍する以外にも、千切りでサラダ風にしたり、天ぷらや漬物、煮物、ご飯と一緒に炊く等、どんな調理法にも良くあいおいしく食べられる。粉末やジャムに加工されたものもあるので、出西地区を訪れた際はお土産にもお勧めだ。 旬     7月 8月 9月 10月 11月 ...»

島根県産 ブロッコリー

元気な女性たちが作る、高品質の“かあちゃんブロッコリー”

島根産ブロッコリーは、生産者の中心が島根の元気な女性たちであることから「かあちゃんブロッコリー」として親しまれ、その高い品質とともに年々人気が高まっている。産地は島根県出雲市が中心。水田からの“転作作物”として栽培されており、春作、秋冬作あわせて2月から10月まで出荷が続く息の長い野菜の一つ。ブロッコリーはビタミンCが豊富でサラダに使われる食材としてのイメージが一般的だが、天ぷらもおすすめ。旨味を内側に閉じ込めたような、ほくほくとしたブロッコリーの甘みが活き、また違った美味が楽しめる。 旬 10月 11月 12月 1月 2月...»

島根県産 キャベツ

島根の立地条件に最適!身の締まったみずみずしいキャベツをぜひ

島根県は東西に長く、また海岸から中山間地まで高低差があるという特徴的な立地条件を活かし、適地適作により1年中キャベツが出荷されている。特に県内で生産面積の大きい三井野原、斐川中海の2ヵ所が国の指定産地に、石見銀山が指定育成産地に指定されている。また、徹底した選定や管理など生産者の努力により、島根産のキャベツは玉の締まりも良く、瑞々しいといわれている。生食はもちろん、どんな調理法でも美味しいが、加熱しすぎるとビタミンCやUなどが溶け出てしまうので気を付けよう。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»

島根県産 アスパラガス

瑞々しくて彩りも良い島根のアスパラガスは歯ごたえ抜群

「島根の味をもう一品」をスローガンに、水田転作作目の新規振興作物として推進されている島根アスパラガス。栽培に取り組みやすいため、主産地の出雲市はもちろん、近年では、安来市や雲南市など県内各所で栽培され、生産量も伸びてきている。島根アスパラガスの出荷期間は、4~10月で、7~8月にピークを迎える。ビタミン類やミネラル、食物繊維も多く含む。アスパラガス自体に自然な甘みがあるので、茹でて定番のサラダのほか、グリルをして、シンプルに塩で食すのも美味しい。 旬     3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 ...»

仁多米

日本屈指の美しい棚田で育った、島根が誇るブランド米

多くの神話や伝説に語り継がれる島根県の出雲地方では、弥生時代中期から稲作が始まったといわれている。そんな山陰地方のブランド米として名高いのが“仁多米”。島根県仁多郡奥出雲町は、「西日本一」と言われる米どころで、標高300~500メートルにある棚田で、山からの湧き水によって育まれる。肥沃な土壌と、昼と夜の寒暖差が大きいという自然条件により、米が旨味を増し、先祖代々受け継がれてきた生産者の技術と情熱が“仁多米”を粒揃いに育てる。また、高地にあるこの仁多地方の水田は、日本の棚田100選にも選ばれるほど、景観が美しい水田としても知られている。 旬     9月 10月 11月 ...»

多伎いちじく

上品な風味があり、料理人からも注目を浴びるフルーツ

現在、全国的に栽培されているいちじくの多くは、明治時代に入ってきた西洋種の”桝井ドーフィン”という品種だが、島根県で栽培されている”多伎いちじく”は”蓬莱柿(ほうらいし)”といわれる品種で、1624~1644年頃にポルトガル人から伝わったといわれる。小ぶりだが、糖度が高く、多くのミネラルや食物繊維を含んでいる”多伎いちじく”は、ジャムやドレッシングなど加工品によく用いられ、シェフやパティシエからの評価が高いいちじくだ。 旬     8月 9月 10月 ...»

出雲市産 デラウエア

町の土壌が甘くてみずみずしい味を育てる!収穫体験も楽しみ

”デラウエア”とは、1855年頃にオハイオ州デラウェアで発見された品種で、家庭の食卓でも目にする機会が多い小粒で赤紫のぶどうのこと。種がないため食べやすく、豊かな甘みを持っているので、幅広い年齢層に人気がある。島根県出雲市にある大社町は出雲大社を擁し、全国から数多くの参拝者が訪れる町で知られるが、日本有数のぶどう産地でもある。砂地で排水性が良い土壌が、ぶどう栽培に適しており、甘くてみずみずしいデラウエアが育つようだ。地元のぶどう園では、6月の旬の時期に、デラウエアの収穫体験も楽しめる。 旬     4月 5月 6月 ...»

縁結びスイーツ

縁結びの地から生まれた、美味しい出会いのスイーツ

古くから縁結びの地として知られる出雲地方で、さらなる利益があるようにという思いからうまれた”縁結びスイーツ”。東は安来市、西は出雲市までと、幅広いエリアにあるカフェや旅館などがさまざまな工夫を凝らした創作スイーツを出しており、クッキーやスイートポテトなどの菓子類のほか、カプチーノにハートを飾って出すお店や、またタレントとコラボレーションした商品を出すお店もあり、島根県外でも大きな話題となっている。縁結びにあやかって出雲エリアを訪れる方は、この機会に”縁結びスイーツ”を試してみてはいかがだろう。...»

出雲ぜんざい

出雲が発祥ともされる日本を代表する和スイーツ

日本を代表するスイーツのひとつ、甘い小豆とお餅のコンビがたまらない“ぜんざい”。その発祥地は出雲ともいわれている。ぜんざいは、出雲地方の「神在(じんざい)餅」が元となり出雲弁がなまって“ぜんざい”と呼ばれるようになり京都に伝わったそうだ。出雲の歴史を感じながら食べる“ぜんざい”の味は格別。ちなみに、10月31日は「1031(ぜんざい)」の語呂合わせで「出雲ぜんざいの日」とされ、日本記念日協会でも認定されている。 関東地方では汁気のない餡そのものをぜんざいと呼ぶが、関西地方では粒餡を用いた温かい汁物をぜんざいと呼び、漉し餡を用いた汁物は「汁粉(おしるこ)」と呼び分ける。...»

松江 和菓子

江戸時代の大名茶人が作った、風流な文化を受け継ぐ銘菓

江戸時代の代表的な茶人としても知られる、松江藩第七代藩主、松平治郷ゆかりの島根県松江市は、京都や金沢とならぶ日本三大菓子処のひとつ。城下町の風情を色濃く残す市内には、現在でも和菓子の名店が多くある。代表的な和菓子は、紅白一対になっている落雁(らくがん)で、手で割ったときのデコボコが山と川のように見えることから、その名がついたといわれる“山川”や、求肥に若草色をした寒梅粉がまぶされ、上品な甘さとモチッとしながらも歯切れの良い食感が絶品の“若草”など。その他にも昔ながらの味わいを守る多数の銘菓が味わえる。...»

清水羊羹

なめらかな食感がおいしい羊羹。サイズも豊富でおみやげにぴったり

安来市の清水寺は、587年に開かれたという長い歴史を持ち、現在は観光地としても親しまれている古刹。その安来 清水寺の名物が”清水羊羹”。中国で食べられていた羊の肝料理が日本に伝わり、修行僧たちが肉の代わりにあずきやくず粉などを蒸して固め、羊の肝に見立てて作った精進料理が由来だといわれる。水あめを入れて練り上げられているので、舌ざわりが良くなめらかで、あずきの味がしっかりと出ており、甘過ぎず食べやすい。最近では女性が気軽に食べられるミニタイプも登場し、人気を博している。...»

完熟海藻焼酎 わだつみの精

ほのかないその香りがクセになる完熟海藻焼酎

歴史と観光の島「隠岐」にある清酒・焼酎・リキュールを醸造する蔵元、隠岐酒造が造る焼酎。海洋を司る神「海神」の意味する“わだつみ”の名がついた完熟海藻焼酎“わだつみの精”。海の恵みによって生まれた海藻を原料にした“海藻焼酎いそっ子”を、樫樽で完熟するまで貯蔵し、風味たっぷりな琥珀色の古酒の精へと変身させた。3年間タンクで熟成させたいそっ子を、さらに樫樽で3年以上寝かせたものを使用しており、熟成された味が特徴。樫樽の香りの中でほのかにただよういその香りが味わい深く、健康志向の人にもおススメだ。アルコール度数は40度。オンザロックや水割りなど、様々に楽しめば、豊かで独特な香りがクセになるはず。...»

出雲 地伝酒

出雲郷土料理の基調をなす古くからの特別な「料理酒」天然旨みの調味料

“地伝酒”は、熊本の赤酒、鹿児島の地酒に並ぶ“灰持酒(あくもちざけ)”と呼ばれる出雲に古くから伝わる酒。一般的な日本酒が“火持酒”と呼ばれる加熱殺菌で保存性を高める酒であるのに対し、 アルカリ性である灰を投入して酸性である酒を中和させて好酸性殺菌の育成を阻害して保存性を高めた。これらの製法を生かした“出雲地伝酒”は、みりんに比べて甘みが半分と少なく旨みが多いため、素材の持ち味を生かす最高の調味料に。伝統の天然旨みとして、今も出雲地方の郷土料理の基調となっている。製造する米田酒造(よねだしゅぞう)は、1896年(明治29年)の創業。「茶の湯」を中心とする城下町の豊かな食文化に育まれた水の都・松江...»

松江 地ビール ビアへるん

松江城の側で作られている島根のフルーティな地ビール

島根県松江市の地ビール“ビアへるん”。名称は、松江市にゆかりがある「雪女」「ろくろっ首」などの怪談の作者、小泉八雲(本名ラフカディオ・ハーン)の愛称「へるん先生」にちなんでつけられた。ラベルの中央上にある肖像画がへるん先生。 ビールの種類は“ヴァイツェン”、“ペールエール”、“ピルスナー”、“縁結麦酒スタウト”などの定番に加えて“しんじ湖MOON”といった限定醸造もおこなっている。...»

金鳳酒造「金鳳 純米酒」

米本来の旨みを十二分に楽しめる

明治2年に創業以来6代に渡って酒造りに携わっている酒蔵が世に送る自慢の逸品が「金鳳 純米酒」。大きな粒を持ち、酒米としては一級品といわれている山田錦を60%まで磨き上げ、その旨みをしっかりとした味として引き出すことで、存在感のある飲み口と強いコクを感じられる仕上がりになっている。この味わいの強さは、しとやかな味の和食と仲が良いだけでなく、軽めのソースを使った洋食や中華料理等の味にも負けず、味わいのハーモニーが楽しめるという。...»

日本酒「隠岐誉 大吟醸」

“名水百選”にも選ばれた良質な水の恵みが生んだ隠岐の名酒

歴史と観光の島「隠岐」にある清酒・焼酎・リキュールを醸造する蔵元、隠岐酒造。対馬暖流のもたらす雨や霧により豊かな森に恵まれ、良質の水が島の至る所に湧き出し、環境庁選定の“名水百選”に選ばれた名水が2ヶ所もある隠岐。「隠岐誉 大吟醸」は、そんな自然豊かな環境の中で育まれた酒だ。そのなめらかで、きめ細やかな水を仕込水に、山田錦を45%まで磨き、出雲杜氏の伝統の技で丹念に醸造。果実のようなさわやかで芳醇な香りと、なめらかな飲みごたえは、みずみずしくきめ細やかでふくらみのある豊かな甘味。後味は酸味によるさわやかですっきりとした辛口で、10度~15度で楽しむのがおススメ。...»

出雲の地酒

奥出雲地方で作られる良質な酒米を使い、出雲杜氏が醸造する美酒

日本の古代書物「古事記」や「日本書紀」のヤマタノオロチを退治するシーンで、出雲国で作られた“八塩折(やしおり)”という酒が登場するほど、出雲地方と日本酒との関係は根深い。その理由には、昼夜の温度差が大きい、粘土質の土壌、といった環境が品質の高い酒米を育てることや、中国山地を源流とし、ミネラル分を適度に含んだ水が豊富だったこと、などが挙げられ、昔から酒造りが行われていたようだ。現在においても、江戸時代より出雲杜氏に代々伝わる高い技術力で、風土味にあふれたおいしいお酒を造り続けている。...»

日本酒 大吟醸 豊の秋

広がる旨みと豊かな香りが爽やかな大吟醸

水の都・松江市の郊外にある山の麓からこんこんと湧き出る清らかで良質の湧水と、昼と夜の温度差が大きい山間部で栽培された山田錦を100%使用したこだわりの地酒。口内で広がるような旨味と豊かな香りで、後味が軽やかな大吟醸「豊の秋」は、すっきりとした風味にこだわり飲みやすくするために、伝統的な酒槽(さかぶね)でできるだけ圧力をかけずにしぼっている。華やかで透明感のある果実や花の香りが特徴だ。冷や又は10℃位に冷やして大ぶりの器で楽しみたい。和風料理だけでなく洋風、中華風の料理とも相性がよさそうだ。...»

日本酒 美波 太平洋

地元の岩清水と酒米から、豊かな味わいの酒が造られる

日本神話、「八岐大蛇(ヤマタノオロチ」伝説において、日本で最初の酒が造られたとされる雲南市木次町。そこで大正12年から酒造りを行っているのが「木次酒造」だ。連なる山から流れでる清麗な岩清水と、地元奥出雲産の酒米を使い、上質な酒が醸されている。その木次酒造の代表銘柄が“美波太平洋”。キレのある豊かな味わいが楽しめる”純米酒”をはじめ、やや辛口で程良い甘みとふくよかな旨みを持つ”純米吟醸酒”などがあり、双方ともすっきりとした後味を特長とすることから食中酒におすすめだ。...»

日本酒 金鳳 大吟醸 雫酒 斗瓶採り

斗瓶取りを経ることで出来上がった、味の最高峰を極める大吟醸

島根県東部に位置し、安来節で名を馳せる安来市。明治2年(1869年)に創業以来6代に渡って酒造りに携わっている酒蔵、金鳳酒造は130年の歴史とともに、この地に居を構える。酒米の代表格として名高い山田錦を原料米として用い、果実のような芳醇な香りをつくり上げた。また、酒袋という袋に絞る直前の完全発酵したもろみを少しづつ入れ、自然に滴り落ちる雫のみを集める斗瓶取りが手作業で行われている。そこからさらに約一年間氷温貯蔵して熟成するなど、作り手の総力が結集された一本だと言っていいだろう。...»

島根ワイン

島根ぶどうがふんだんに使われた、島根の個性溢れるワイン

島根県のぶどう栽培は、ハウス栽培が多く、花が咲く時期から収穫を迎える4~6月の日照が多く、ぶどう栽培に適している。出雲市大社町は、全国でも有数のハウスぶどうの名産地で、特に4~6月のデラウェアの出荷量は全国有数。その島根ぶどうを使って作られたのが出雲大社から車で5分の場所にある島根ワイナリーの”島根ワイン”だ。 甘みの強いスイートワインから辛口のスパークリングまで幅広く楽しめるが、中でもおすすめは、島根ぶどうの主力品種デラウェアを使った甘口のワイン。デラウェアを早摘みすることで、天然の有機酸をたっぷり含んだ新鮮な味わいが楽しい。数々のコンクールで高評価をされている。神々が集うといわれる出雲に...»

奥出雲ワイン

日本有数のぶどう産地で、国産ワインの味を飲み比べ

島根県の奥出雲は、全国でも有数のぶどう産地であり、地元産ぶどうを使ったワイン造りも行われている。その代表的な存在である”奥出雲ワイン”を造る「奥出雲葡萄園」は、地域に根付いた、自然と共生し、地域と共存していくをテーマに「日本のワイン」造りを目指すワイナリーで、毎年約4万本もの個性味あるワインを生産している。山葡萄の交配品種を使った「小公子」や、ワイナリーのフラグシップでもある「シャルドネ」は、国内で高い評価がされている。ここでは、庭の芝生の上でも食事が楽しめるカフェで、ゆったりとくつろぎながら、自社ワインと食事が楽しめる。試飲カウンターでのワインの試飲も可能。また、毎年春と秋に、新ワインが楽し...»

どじょう掬い まんじゅう

ひょっとこ顔がユニークな山陰地方の代表銘菓

日本三大民謠のひとつ「安来節」に合わせて踊る“どじょう掬い踊り”に使う「ひょっとこの面」と、青い水玉模様の手ぬぐいをモチーフにした山陰地方の代表銘菓である。1967年に販売を開始した昔ながらの上品な味、しっとり白あんの入ったおまんじゅうでお茶はもちろんのことコーヒーや紅茶にもよく合う。ほっかむりをデザインしたパッケージと愛らしい表情がユニークでお客様に笑顔を届けるおまんじゅうとして世代を越えて愛されてるのだ。定番の白あん以外にも新たに島根県、鳥取県の名産品とコラボレーションをし、抹茶餡、チョコ餡、いちご餡、二十世紀梨餡、栗を使ったこし餡も仲間入りした。...»

松江 縁結び マシュマロ

甘酸っぱ~い紅白のマシュマロは恋の味!?

縁結びの総本山である出雲大社があり、古くから縁結びの地として知られる出雲地方では、さらなるご利益を願う「縁結びスイーツ」が近年登場している。その縁結びスイーツのひとつが「松江 縁結びマシュマロ」だ。フランボワーズ(ラズベリー)とトロピカルフルーツを混ぜ込んで紅白に仕上げたマシュマロを赤い糸で結んだ縁起もの。ふんわりとしながらもジューシーな味わいは、紅茶やお茶との相性も抜群。松江市の洋菓子店 Patisserie Cuire(パティスリー・キュイール)で購入することができる。...»

奥出雲 山蜜ロール

山陰の厳選素材を包み込んだお国自慢の絶品ロールケーキ

自然豊かな奥出雲の山野に巣箱で、ハチが集めた自然の蜜だけを養蜂家がひとつひとつ手作業で採集する昔ながらの方法でつくられる奥出雲の山蜜“アカシア”。この、クセがなく控えめな甘さが特長のアカシア「奥出雲の山蜜」をたっぷり使用し、他の素材の良さを十分に引き出しながら、上品な甘さに仕上げたフランス菓子の洋菓子店「松江クロード CLAUDE」のロールケーキが、“奥出雲 山蜜ロール”だ。ふんわり黄金色に焼きあげたロール生地で、甘さを抑えた生クリームを包み込んだ。生クリームには、大山で放牧された牛の乳で作った生クリームを使っている。...»

奥出雲 山蜜プリン

かわいい牛乳瓶容器に詰まった、濃厚&とろける甘さにうっとり

やや濃厚な味わいのプリンだが、なめらかでクリーミーな口当たりなので、しつこい甘さもなく後味もすっきり。お口の中に甘さがとろけるようにやさしく広がる美味しさで、「スイーツグランプリ」などマスコミでも多くとりあげられるフランス菓子の洋菓子店「松江クロード CLAUDE」のプリン。美味しさのヒミツは、バターをはじめとする水や牛乳、粉、卵などの素材を厳選して贅沢に使用しているから。中でも、オーナーがその味に惚れ込んだ山蜜“アカシア”と“パスチャライズ牛乳”は地元が生んだ絶品素材。奥出雲の山蜜“アカシア”は、自然豊かな奥出雲の山野に巣箱で、ハチが集めた自然の蜜だけを養蜂家がひとつひとつ手作業で採集する昔...»

縁結び どら焼き

お楽しみ満載!縁結びの神様と名店がコラボした話題のどら焼き

地元の、縁結びの神様である出雲大社で恋愛成就他を祈願していただいたという、島根でしか手に入れる事のできない出雲大社祈願恋愛おみくじ付きのどら焼。1913年に創業の松江を代表する菓子処“福田屋”がコラボレーションした、神話の国出雲ならではの話題の銘菓だ。職人がひとつひとつじっくり焼き上げたソフトな舌触りと甘い香りが口の中に広がる、名店ならではの優しい味わい。大納言小豆と抹茶、バターと魅力的な3種類の味を楽しむことができ、選ぶのに悩んでしまいそうだ。美味しい味とおみくじ、ご利益~と楽しみが広がる人気の島根土産に。...»

奥出雲町産 えごま油

日常の食生活にとりいれて、楽しむ健康の油

島根県奥出雲町内で栽培期間中化学農薬・化学肥料を使用せずに栽培したえごま種実だけを使用した奥出雲中村ファームの「えごま油」。手作業で収穫し、天日乾燥させたものだけを厳選して低温圧搾法で1時間かけてゆっくりと搾油している。 エゴマは、中国南部・インドを原産地とするシソ科シソ属の一年草で縄文時代から作られている我国最古の作物の一つ。他の作物とは全く異なり、エゴマに含まれる脂肪酸の約 60% はα-リノレン酸で畑の青魚とも言われているそうで、人間が生きていく上で欠かせない油。血液をサラサラにしたり、動脈硬化予防・肥満・便秘改善などの効果もあるといわれ、健康食材の一つとして注目されている。...»

かたら餅(かしわ餅)

サルトリイバラの葉を使用した出雲の柏餅

毎年5月5日の端午の節句の供え物として用いられることで全国的にもよく知られる柏餅。四国地方などの近畿圏以西では柏の木が自生しておらず、出雲地方では柏の葉の代わりに、地元で「かたら」という別称を持つ“サルトリイバラ”の葉で餅を巻いて柏餅を作った。それがこの“かたら餅”だ。“サルトリイバラ”は、「猿でも捕れるイバラ」という意味から、その名前が与えられたと言われている。つるっとした葉で餅を包むことからべたつきも少なく、かすかに香る葉のにおいも食欲をそそる。 島根県全域では、端午の節句になると「かしわ餅」が作られ、子どもたちのおやつとして親しまれています。ただし、島根県にはかしわの葉が自生していない...»

紫蘇入り健康番茶

出雲番茶と紫蘇茶の香り高い出会いが生んだ、くつろぎのお茶

紫蘇には、殺菌や抗菌をはじめお腹の調子を整え、香りにはリラックス効果も。最近ではアレルギーを抑える働きも注目。そんな様々な効果が期待できる紫蘇を、お茶から摂る事ができるのが日本茶専門店 お茶の三幸園の“紫蘇入り健康番茶”だ。秋摘みの番茶を香ばしく煎り上げた“出雲番茶”と松江市内の紫蘇農家で栽培された赤紫蘇を乾燥して仕上げた“紫蘇茶”をブレンド。番茶がベースなのであっさりと香ばしく飲むことができ、冬には温かくして香り高い紫蘇番茶を、夏には冷たくひやして麦茶代わりに楽しむ事ができる。丹精込めて育て上げた茶葉を集め、茶葉ごとの個性を引き出した一品だ。...»

恋の甘方楽(生姜糖)

ほんのりピンク色に染まったハート型生姜糖で、甘い出会いが!?

古来より縁起の良い食材として知られている生姜を、ハート型のしょうが糖にして薬袋に詰めたキュートな”恋の甘方楽”。しょうが糖は、砂糖と生姜を煮詰めて固めることから「恋が固まる、縁を固める」といういわれがあり、昔から恋の成就を願って作られた縁起物だ。天然色素でほんのりとしたピンクに染められた昔風な紅色のしょうが糖は、独特の香りがある島根県出西産しょうがの辛みと砂糖の甘さが絡みあって、辛さと甘さが葛藤するような恋の難しさにも似た絶妙の味わいが楽しめる。 製造するのは、江戸時代から創業300年を誇る老舗、來間屋生姜糖本舗。「スサノオ伝説」に伝わる斐伊川周辺、出西地方でのみ収穫される幻の生姜「出西生姜...»

奥出雲山椒 ジャコのり 頼むからごはんください(佃煮)

山椒とジャコがベストマッチ!和にも洋にも使えるスパイス

奥出雲(島根県雲南市)は、唐辛子を筆頭に、山椒やにんにくなどの栽培が盛んなスパイス王国。そのスパイスを使った特産品作りをしようと始動した「うんなんスパイスプロジェクト」の一環として「いずも八山椒」にて作られたのが保存料・着色料無添加のオリジナル佃煮”雲南山椒 ジャコのり 頼むからごはんください”だ。このユニークなネーミングは、テレビ番組内で紹介された際に命名された。然豊かな風土で栽培した爽やかな香りの山椒、瀬戸内産の磯の香り高い岩海苔とジャコの風味がおいしく、さっぱりとした味わいは、ご飯にあうのはもちろん、パスタなどの洋食とも相性が良い。...»

和菓子「若草」

松江市の彩雲堂他で作られている和菓子

若草は松江藩七代藩主・松平不昧公の御歌に由来して命名された、松江の代表的な銘菓である。茶人としても後世に名を残した不昧公が茶道の手引きとしてまとめあげた「茶事十二ヶ月」のなかで、若草は春の茶席の主菓子としてあげられていた。 しかし時の流れと共にその伝統の技術は途絶え、製法がわからなくなっていたところ、明治中期、彩雲堂の初代・善右衛門が古老や茶人の言い伝えをもとに研究を重ね、「不昧公好み」である若草を蘇らせたと伝えられているのだ。彩雲堂は、明治7年に創業の松江の老舗菓子処。...»

海士乃塩

名水“天川の水”が生み出した、手仕事の製塩によるこだわりの塩

隠岐・海士町近海で漁獲された魚介類を使って食材を作る「ふるさと海士(あま)」が製造する“海士乃塩”は、日本名水百選の“天川の水”が流れ込む保々見湾の海水から作られた隠岐の島育ち。塩作りの要となる海水の濃縮は約2~3週間かけた風力乾燥。島内の薪だけを使って平釜で薪をくべること約12時間。平釜で丹念に攪拌を繰り返し時間をかけて煮詰め、遠心分離機による脱水は行なわず自然脱水で一度脱水した後、天日干しで乾燥。手作業で微細な異物を取り除いて仕上げられた、長い時間と手間をかけて手仕事の製塩にこだわった逸品だ。「きりっ」とした塩味は料理の仕上げ、メリハリを付ける引き締め役に最適。おにぎりやサラダなど素材と直...»

有機 出雲蕎麦

自家製粉にこだわった、野趣に富んだ色黒で幅広の蕎麦

日本三大そばとして有名なのが、長野県の戸隠そば、岩手県のわんこそば、島根県の出雲そば。出雲そばは、奥出雲地方独特のそばの実を丸々挽き込む“挽きぐるみ製法”で、甘皮まで挽き込んだ色黒で幅が広く風味の強い野趣に富んだ蕎麦。本田商店の「有機 出雲蕎麦」は、有機原料のそば粉と小麦粉を使用した5割そばで、そばの風味と旨味を生かすために、そば粉は丹念に手をかけて作られた挽きたて自家製粉。食品添加物不使用なので、袋の開封時やゆでた時の臭さがなく、そばの風味が香る食欲をそそる逸品だ。打ち粉はそば粉を使用しているので、最後の蕎麦湯までおいしく食べられる。かつては、江戸時代、松江藩主もとりこにしたといわれる出雲そ...»

源氏巻(銘菓)

津和野のおみやげと言えばこれ

源氏巻は、島根県鹿足郡津和野町の銘菓で、茶菓子として楽しまれています。薄い生地で包まれた紫色の餡は、伝統的に小豆を煮詰めた豆沙餡が使われています。 源氏巻の誕生には興味深いエピソードがあります。幕末に、津和野藩の御用菓子司である見墹情貫堂が、練った小麦粉を薄く焼いた生地に紫色の餡を詰め込んで、藩主である亀井茲監に進上しました。この時、藩主の正室である貢子(光安姫)が紫色の餡に感動し、「源氏物語」の一節からインスパイアされて「源氏巻」と名づけられたと言われています。 一説には、江戸時代の元禄の頃には、津和野藩主亀井茲親が吉良義央に辱めを受けていた際、危機を救うために家臣が吉良に献上した進物に...»

オロチの爪(唐辛子)

雲南市特産の大きなとうがらしは、辛みもマイルドで、商品も多彩

全国でも有数のとうがらし産地である、島根県雲南市のブランドとうがらし“オロチの爪”。とうがらしの代表的品種“鷹の爪”よりも大きく、長さが10~15センチと、大人の手の中指以上の大きさにもなることから、地元の神話に出てくるヤマタノオロチの爪をイメージして、この銘柄がつけられた。オロチの爪は、韓国キムチでよく使われるとうがらしの品種“ヌルボン”で、赤く完熟させるとマイルドな辛みで甘さが感じられるという。このオロチの爪を使った辛味噌や、にんにくと合わせたペーストなどは、おみやげとしても人気だ。雲南市は、「山椒・にんにく・生姜」の栽培も盛んな土地。雲南市吉田町の土壌は、水はけが良く、過湿に弱い唐辛子の...»

卵かけご飯専用醤油「おたまはん」

日本人のソウルフード!TKG たまごかけご飯専用しょうゆ

”おたまはん”とは、世界で初めての卵かけご飯専用の醤油。全国の家庭で食べられている卵かけごはんに使えるとあって、発売直後から話題となったヒット商品だ。約1年半の開発期間を経て誕生した商品は、2013年には累計出荷本数が300万本を達成。国産の丸大豆を地元島根県、奥出雲町で作られた木桶を使って熟成させた醤油に、鹿児島産のカツオだしと三州三河の本みりんを加えて、旨みを出している。化学調味料や保存料といった食品添加物を一切使ってないので、子供にも安心して食べさせられるのが嬉しい。工場には機械がほとんどなく、瓶詰めまで一本一本を手作業で作っている。たまごかけご飯以外にも、うどんだしや煮物、焼き物の味付...»

吉田ふるさと村「青とうがらし&ニンニク」

ひとさじ入れるだけで辛口スタミナ料理が楽しめるスパイスペースト

島根県の雲南市は、知る人ぞ知る唐辛子の一大産地で、近年は山椒やニンニクなどの栽培も盛んだ。それらを使って地元の名物商品を作ろうという「うんなんスパイスプロジェクト」の一環としてうまれたのが”吉田ふるさと村 青とうがらし&ニンニク”。吉田町の新鮮な水と、きれいな空気で育った鷹の爪よりも大ぶりの大型唐辛子”オロチの爪”を使った唐辛子ペーストで、トゲのあるキツイ辛みではなくて、後からジワジワと感じる辛さと、旨味がある味わいが特徴で、ペペロンチーノやガーリックトースト、チキンソテーにひとさじ加えるだけで、手軽においしいピリ辛料理が楽しめる。吉田ふるさと村には、他の唐辛子商品も充実している。辛党ならば要...»

うんなんスパイス

雲南特産のとうがらしやニンニク、山椒などで作ったスパイス

中国山地の肥沃な土地に恵まれた島根県雲南市は、とうがらしをはじめ、にんにくや山椒といったスパイスの生産が盛んだ。その地元産のスパイスを使用し、こだわりの新商品を作ろうとスタートした「うんなんスパイスプロジェクト」によって、近年は様々な調味料がうまれている。雲南の梅と特大とうがらし”オロチの爪”で作るフルーティーなサルサソース”梅ピリサルサ”や、完熟前の青い“オロチの爪”とニンニクをたっぷりと使ったペースト“青とうがらし&ニンニク”などがその代表例。料理にひと味プラスしたいときに活躍する商品たちだ。...»

出雲銘茶

ご当地に根付いた伝統のお茶文化がうみだした出雲の銘茶

江戸時代の高名な茶人でもある、松江藩第七代藩主松平治郷が、自らの流派“不昧(ふまい)流”として茶道を広めたことから、島根県では煎茶道が発達し、現在においても、日常的によくお抹茶を飲む習慣が根付いているお茶文化がある地域である。城下町・松江を中心に、厳選された上質な茶葉を使ってて煎茶、抹茶等の、深い味わいと香り高い銘茶が製造されている。出雲の茶は、深い甘みの中にほのかな苦みと、まろやかな喉越しが楽しめ、二番、三番煎じでもおいしいことから「煎が利く銘茶」といわれている。また、秋や冬に収穫される番茶の味が良いことでも知られ、番茶を茶せんで泡立て、好みの具とご飯少々を入れて食べる“ぽてぽて茶”という郷...»

島根県