島根県には出雲大社、松島、清水寺などの観光スポット、出雲大社神在祭、グロ、菊花展などの観光イベント、出雲そば、薬膳料理、しじみ汁などのご当地グルメがあります。
島根県は山陰地方の一県で、隠岐島、竹島といった離島も含まれます。出雲国、石見国、隠岐国といわれた島根県は、出雲地方、石見地方、隠岐地方と分けられ、それぞれ異なる風景を持ちます。
島根県は温暖な地域ですが大陸からの寒波に襲われることがあり、年間の気温差が激しい場合もあります。
島根県は旧石器時代から人がいたことを示す遺跡が発掘され、メノウを使った石器などが出土しています。雲南市加茂町の神原神社古墳からは卑弥呼の鏡という銘がある鏡も出土しており、松江市には前方後方墳が築かれています。
隠岐は中世時代は流刑地となった場所で、後鳥羽上皇や後醍醐天皇といった貴人が流されたことで有名な場所です。江戸時代になると堀尾吉晴が国の重要文化財に指定されている松江城を築くなど、歴史を感じることができる観光スポットが目白押しです。
日本神話に登場するスサノオノミコトの息子である大国主(オオクニヌシ)が祭神となっている出雲大社は島根県に含まれており、多くの観光客が訪れています。
出雲大社では約60年に一度、本殿の建て替えが行われ、2013年には本殿の改修が終わって、本殿遷座祭が行われました。それに合わせて様々なイベントなどが行われたため、さらに賑わいを見せています。
戦国時代から江戸時代に世界の銀の約3分の1を産出したといわれる日本の銀の産出の一端を担った石見銀山は島根県大田市にあり、石見銀山遺跡とその文化的景観は世界遺産に登録されています。
鉱山町には精錬所までのトロッコ跡や石見城跡などの史跡が残されており、大森銀山は伝統的重要建造物群保存地区になっています。世界遺産に含まれる温泉津温泉は歓楽街などが併設されていない落ち着いた温泉街であり、昔ながらの温泉を味わうことができます。
歴史ばかりではなく島根県では食も楽しむことができます。郷土料理の出雲そばは、わんこそば、戸隠そばとともに三大そばに数えられ、黒い色と香りが強いことで有名です。
和菓子の山川は、茶人として有名な松江藩主の松平治郷が考案した菓子で、松江市の彩雲堂などで作られている若草とともに有名な菓子で、日本三大銘菓のひとつとなっています。
神々の国・出雲を象徴する日本屈指の古社 出雲大社は、島根県出雲市大社町杵築東に鎮座する日本を代表する神社の一つです。祭神は縁結びの神として広く信仰される大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)であり、古代より「出雲国一宮」として人々の篤い崇敬を集めてきました。式内社(名神大社)であり、明治時代の近代社格制度では官幣大社に列格された由緒ある神社です。 出雲大社は、日本最古の歴史書である『古事記』や『日本書紀』にもその名が登場するほど古い歴史を持つ神社で、日本神話の世界と深く結びついた聖地として知られています。神話によれば、大国主大神が国づくりを成し遂げた後、天照大神の子孫に国を譲る「国譲り」の神...»
国宝・現存する12天守 松江城は、島根県松江市殿町に位置する、日本を代表する近世城郭のひとつです。江戸時代に築かれたこの城は、別名「千鳥城(ちどりじょう)」とも呼ばれ、全国に現存する12天守のうちの一つとして、極めて高い歴史的価値を有しています。天守は国宝、城跡全体は国の史跡に指定されており、松江市のみならず山陰地方を象徴する存在として、今も多くの人々を魅了し続けています。...»
松江フォーゲルパークは、島根県松江市大垣町、雄大な宍道湖の北岸に広がる、花と鳥をテーマにした全天候型テーマパークです。約32ヘクタールという広大な敷地を有し、花の展示温室と複数の鳥温室、屋外広場、展望台などが屋根付き回廊で結ばれているため、天候や季節を問わず一年中快適に楽しめる点が大きな魅力です。 園内に一歩足を踏み入れると、色とりどりの花々が咲き誇る温室と、個性豊かな鳥たちの姿が迎えてくれます。日常を離れ、自然と生命のぬくもりに包まれるこの場所は、家族連れからカップル、シニア層まで幅広い世代に親しまれています。...»
神話と美肌が息づく山陰屈指の名湯 島根県松江市に位置する玉造温泉は、1300年以上の歴史を誇る日本屈指の古湯として知られています。古代出雲の文化と深く結びつき、「神の湯」「美肌の湯」と称えられてきたこの温泉は、今なお多くの観光客を魅了し続けています。山陰地方を代表する温泉地のひとつであり、城崎温泉や皆生温泉、三朝温泉と並び称される存在です。 また、平安時代の随筆『枕草子』にも登場する由緒ある温泉で、「湯はななくり湯、玉造の湯、有馬の湯」と記されたことから、古来より名湯として広く知られてきました。こうした歴史的評価と、現代における美容効果の高さが融合し、玉造温泉は今もなお多くの人々に愛されて...»
温泉津温泉 薬師湯は、島根県大田市に位置する歴史ある共同浴場であり、世界遺産にも登録されている石見銀山の文化圏に属する温泉地の中心的存在です。温泉地としては全国で唯一、重要伝統的建造物群保存地区に選定された温泉津の中にあり、その風情と価値の高さから多くの観光客を魅了しています。 温泉津温泉の開湯は約1300年前と伝えられ、古くから人々の疲れを癒やしてきました。伝説によれば、大きな狸が湯に浸かっているところを発見したことが始まりとされており、神秘的な物語とともに今日まで語り継がれています。...»
日本の夜を守ると伝えられる出雲の古社 日御碕神社は、島根県出雲市大社町日御碕に鎮座する歴史ある神社で、島根半島の最西端近く、日本海に面した松林の中に静かに佇んでいます。古くから「みさきさん」という愛称で親しまれ、出雲地方では非常に重要な神社として信仰を集めてきました。 この神社は、神話に登場する二柱の神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀る神社であり、出雲大社の祖神を祀る神社としても広く知られています。朱色に彩られた壮麗な社殿は、日本海の青い海と松林の緑に美しく映え、出雲を代表する景観の一つとして多くの参拝者や観光客を魅了しています。 境内には江戸時...»
温泉津温泉は、島根県大田市の日本海沿いに位置する、歴史と風情にあふれた温泉地です。三方を山に囲まれた静かな地形の中に広がるこの温泉街は、古くから「温泉のある港」として栄え、石見銀山の発展とともに重要な役割を担ってきました。 現在では、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、さらに世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として登録されています。歴史的価値と文化的景観が高く評価される、日本でも特別な温泉地のひとつです。...»
紺碧の海を照らす白亜の灯台 出雲日御碕灯台は、島根県出雲市大社町日御碕の岬に建つ歴史ある灯台で、日本海を航行する船の安全を守り続けてきた重要な航路標識です。島根半島の最西端に近い断崖の上にそびえ立つこの灯台は、白く美しい外観と雄大な景観で知られ、日本を代表する灯台の一つとして広く知られています。 1903年(明治36年)に点灯したこの灯台は、石造りの灯台としては日本一の高さを誇り、長い歴史と文化的価値から国の重要文化財にも指定されています。さらに「世界の歴史的灯台100選」や「日本の灯台50選」にも選ばれるなど、日本を代表する灯台として高く評価されています。 日本一の高さを誇る石造灯台 ...»
山腹に鮮やかに浮かび上がる社殿 太皷谷稲成神社は、島根県津和野町を代表する歴史ある神社で、「津和野のおいなりさん」として広く親しまれています。山陰の小京都とも呼ばれる津和野の町並みを見下ろす高台に鎮座し、鮮やかな朱色の鳥居が連なる美しい景観で知られています。 全国には数多くの稲荷神社がありますが、太皷谷稲成神社は、京都の伏見稲荷大社、茨城県の笠間稲荷神社、宮城県の竹駒神社、佐賀県の祐徳稲荷神社と並び、「日本五大稲荷」の一つとして数えられることもあります。島根県内では出雲大社に次ぐ参拝者数を誇る神社であり、年間を通して多くの観光客や参拝者が訪れます。 津和野駅周辺の城下町を歩いていると、山...»
悲しい歴史が刻まれた礼拝堂 島根県鹿足郡津和野町の殿町通りに建つ津和野カトリック教会は、歴史ある城下町の風景の中でもひときわ印象的な存在です。白い外壁と尖塔を持つゴシック風の建物は、和の町並みの中に美しく調和し、多くの観光客の目を引きます。 この教会は、昭和6年(1931年)にドイツ人宣教師シェファー神父によって建てられました。木造モルタル造りの教会は、国の登録有形文化財にも指定されており、津和野を代表する歴史的建造物のひとつとなっています。...»
そばの実を殻ごとひく出雲そば 出雲そばは、島根県の出雲地方で古くから親しまれてきた郷土料理であり、わんこそば、戸隠そばと並ぶ「日本三大そば」の一つに数えられる伝統的な食文化です。素朴で力強い風味、そして独特の食べ方が特徴で、出雲を訪れる観光客にとって欠かせない名物となっています。 一般的なそばに比べて麺の色が黒く、香りが豊かでコシが強いことが大きな特長です。その理由は、そばの実を殻ごと石臼で挽く「挽きぐるみ製法」にあります。素材の持つ栄養や香りを余すことなく生かすこの製法により、出雲そばならではの奥深い味わいが生まれています。...»
お茶どころの茶人が考案した、立ったまま食べられるおいしい間食 ぼてぼて茶は、島根県出雲地方に古くから伝わる庶民の間食で、日本各地に見られる「振り茶」の一種です。地域によってはウケヂャ、ポテポテ茶とも呼ばれ、素朴でありながらも独特の風情を持つ郷土食として親しまれてきました。その名の由来は、茶筅でお茶を泡立てる際に聞こえる「ぼてぼて」という音にあるといわれています。 泡立てた番茶の中に、おこわや黒豆、刻んだ煮物、漬物などを少しずつ入れていただくこの料理は、「飲む」というよりも「食べるお茶」と表現するほうがふさわしい存在です。仕事の合間でも立ったまま食べられる軽食として広まり、現在では観光客にも...»
焼きめし茶漬けは、島根県の隠岐地方で親しまれている郷土料理です。隠岐地方では、一般的に「焼きおにぎり」と呼ばれる料理を「焼きめし」と呼ぶことから、その名が付いています。 香ばしく焼き上げたおにぎりに熱々の煎茶を注いでいただく、素朴ながらも味わい深い一品です。...»
わにの刺身は、島根県南部から広島県北部の山間部にかけて食べられてきた郷土料理です。ここでいう「わに」とは爬虫類のワニではなく、軟骨魚類のサメを指します。 日本海で水揚げされたサメを刺身として味わう食文化は、古くからこの地域に根付いてきました。現在でも地元では親しまれており、特に年末年始のごちそうとして食卓に並ぶことがあります。...»
隠岐そばは、島根県の隠岐地方で古くから親しまれてきた代表的な郷土料理です。一般的なそばとは異なり、つなぎを使わない十割そばと、焼きさばやあご(とびうお)から取った濃厚な出汁が大きな特徴です。 そば粉100%で仕上げる隠岐そばは、太くて短い独特の形をしています。魚のうま味が凝縮された出汁とそばの風味がよく合い、隠岐ならではの食文化を感じられる一杯です。...»
うずめ飯は、島根県津和野町を中心とする石見地方に伝わる歴史ある郷土料理です。見た目は白いご飯が盛られたお茶漬けのようですが、ご飯の下には椎茸や人参、豆腐、かまぼこなどの具材が隠されています。 ご飯の中から具材が次々と現れることから、食べる楽しさも感じられるユニークな料理です。「山陰の小京都」と呼ばれる津和野の風土や食文化を代表する郷土料理として、現在では地元の人だけでなく、観光客にも親しまれています。...»
さば寿司は、島根県に伝わる郷土料理のひとつです。五穀豊穣を祝い、秋祭りなどの際に食べられてきた伝統的な料理で、山陰の海で水揚げされた鯖と、島根の豊かな大地で育った米を組み合わせて作られます。 海の幸と山の恵みを一度に味わえるさば寿司は、島根の風土や食文化を感じられる一品です。地域によって作り方や味付けに違いがあり、家庭や地域ごとの味が受け継がれています。...»
宍道湖七珍料理は、島根県を代表する汽水湖・宍道湖で獲れる魚介類を使った郷土料理です。宍道湖は島根県北東部に位置し、周囲は約45km。淡水と海水が混ざり合う汽水湖であることから、さまざまな魚介類が生息しています。 宍道湖の周辺には松江市、玉湯町、宍道町、斐川町、平田市などがあり、水域や季節によって海水の混ざり具合が微妙に変化します。こうした独特の環境が豊かな漁場を生み、地域ならではの食文化を育んできました。...»
あご野焼きは、島根県の出雲地方に伝わる伝統的な郷土料理です。「あご」とはトビウオのことで、新鮮なトビウオのすり身を筒状に仕立て、炭火で香ばしく焼き上げます。 魚のすり身には、出雲地方に伝わる「地伝酒」を使った調味料を練り込みます。金ぐしにすり身を豪快に塗り付けて焼くことで、表面は香ばしく、中はしっとりとした食感に仕上がります。...»
しじみ汁は、島根県の宍道湖で獲れるシジミを使った、島根を代表する郷土料理です。宍道湖のシジミは、黒くて粒が大きいヤマトシジミが中心で、身のやわらかさとうま味が特徴です。 宍道湖は淡水と海水が混ざり合う汽水湖で、この独特の環境がシジミの生育に適しています。宍道湖のシジミは「宍道湖しじみ」というブランドでも知られ、全国的にも有名な特産品となっています。...»
スズキの奉書焼は、島根県松江市を代表する郷土料理のひとつです。宍道湖を代表する魚であるスズキを丸ごと奉書紙で包み、蒸し焼きにするのが特徴です。 宍道湖のスズキは、島根県を代表する魚介類「宍道湖七珍」のひとつに数えられています。また、スズキは成長するにつれて呼び名が変わる出世魚であり、古くから縁起のよい魚としても知られています。出雲神話にも登場するなど、地域の歴史や文化とも深く結びついています。...»
どじょう料理は、島根県安来市を代表する郷土料理のひとつです。安来市は、どじょうを使った料理とともに、どじょうすくいの踊りで知られる「安来節」でも有名な地域です。 この地方では昔から、身近な水田や川などで身近な食材として利用されてきたどじょうを、鍋や汁物、揚げ物など、さまざまな料理で味わってきました。独特の風味と滋味深い味わいを持つどじょうは、安来の食文化を象徴する食材のひとつです。...»
はしまきは、薄く焼いたお好み焼きを割り箸にくるくると巻き付けた、食べ歩きにぴったりの屋台料理です。「箸巻き」や「はし巻き」などとも呼ばれ、特にお祭りの露店や屋台で親しまれている名物グルメです。 一般的なお好み焼きとは異なり、箸に巻いて棒状に仕上げるため、片手で持って食べやすいのが大きな特徴です。お祭りの会場を歩きながら気軽に味わえることから、子どもから大人まで幅広い世代に人気があります。...»
松江ラーメンは、島根県松江市で昔から親しまれてきたご当地ラーメンです。中太でやや縮れた麺と、さっぱりとした塩味のスープが特徴で、脂浮きが少なく、ほとんど透明に近いすっきりとした味わいを楽しめます。 派手さのあるラーメンとは異なり、素朴で飽きのこない味わいが魅力です。昔ながらの松江のラーメン店で提供されてきたスタイルを受け継ぎ、地元の人々に長く愛されている一杯です。...»
寒シマメ漬けは、島根県隠岐郡海士町で親しまれている郷土の味です。日本海で水揚げされた新鮮なスルメイカを使い、イカの肝を漬け込んで作った特製の肝醤油ダレで味付けします。 海士町では、スルメイカを「シマメ」と呼びます。なかでも冬の寒い時期に獲れる、特においしいスルメイカは「寒のシマメ」や「寒シマメ」と呼ばれ、地元で大切に食べられてきました。...»
笹巻き(島根県) 笹の葉で包んだ細長い団子、新緑の季節を彩る伝統食 笹巻きは、米粉で作った団子を熊笹の葉で包んでゆでた、島根県に伝わる伝統的な食べ物です。新葉が大きくなる5月上旬から6月中旬頃に作られ、月遅れの端午の節句には欠かせない行事食として親しまれています。 笹の葉を幾重にも巻いた細長い形が特徴で、新緑の季節を感じさせる清々しい香りと見た目も魅力です。地域や家庭によって作り方や形には違いがあり、それぞれの土地や家に受け継がれてきた工夫を見ることができます。 端午の節句に作られる家庭の味 一家総出で作る季節の行事 笹巻きは、旧暦の端午の節句に根付いた伝統的な食べ物です。端午の節...»
メロンの粕漬は、島根県の特産品であるアムスメロンを使った珍しい郷土の漬物です。甘くみずみずしいメロンをそのまま味わうのとはひと味違い、酒粕に漬け込むことで、メロンの風味に芳醇な香りと深い味わいが加わります。 メロンを漬物にするという意外な組み合わせですが、食べてみるとポリポリとした独特の食感が心地よく、豊かな風味を楽しめます。ご飯のおかずとしてはもちろん、お茶請けにもよく合う、島根ならではの味わいです。...»
豆腐めしは、島根県に伝わる家庭料理のひとつで、特に冬至の前後など寒い季節に作られてきた郷土料理です。乾煎りした豆腐をはじめ、山菜や季節の野菜などを米と一緒に炊き込んで作る、素朴で滋味豊かな炊き込みご飯です。 地域によっては「どんどろけ飯」とも呼ばれています。豆腐を油で炒めるときに聞こえるバリバリとした音が雷鳴に似ていることから、方言で「雷」を意味する「どんどろけ」にちなんで名付けられたとされています。...»
芋煮は、日本各地で親しまれている郷土料理ですが、島根県津和野町の芋煮は、山形県中山町、愛媛県大洲市と並んで「日本三大芋煮」のひとつとして知られています。 一般的な芋煮には濃い味付けのものも多い一方、津和野の芋煮は、素材の持ち味を生かした上品で繊細な味わいが特徴です。秋になると「芋煮の季節が来た」といわれるほど、地域の人々にとって身近な料理であり、秋の訪れを告げる季節の風物詩となっています。...»
薬膳料理は、食材の持つ特徴を生かしながら、さまざまな食材や生薬を組み合わせて作る料理です。島根県でも、四季折々の食材にナツメ、クコ、松の実などの生薬を取り入れた薬膳料理を提供する店が各地に見られます。 薬膳では、多くの食材をバランスよく組み合わせ、食べる人の健康状態などに合わせて食材を選ぶことで、身体の精気を補うことができると考えられています。単に体に良い料理というだけではなく、食事そのものを楽しみながら健康を考える「医食同源」の考え方を取り入れているのが特徴です。...»
とんばら漬けは、島根県頓原町に昔から伝わる素朴な漬物です。山の幸に恵まれた地域ならではの食材をたっぷり使い、塩やしょうゆで漬け込んで作られてきました。農家の暮らしの中で生まれた保存食であり、現在では頓原町を代表する味のひとつとして親しまれています。 その特徴は、一種類の野菜だけを漬けるのではなく、季節の野菜や山菜など、さまざまな食材を組み合わせていることです。素朴で飾らない味わいの中に、それぞれの素材の風味が感じられ、昔ながらの家庭料理を思わせるどこか懐かしいおいしさがあります。...»
桜の塩漬けは、島根県雲南市木次町で育てられた桜の花を、塩と梅酢で丁寧に漬け込んだ春の味わいです。料理やお菓子に添えるだけで、桜の美しい彩りと芳醇な香りが広がり、食卓に春らしい華やかさを添えてくれます。 木次町は「桜のまち」を掲げる地域として知られ、春になると町を彩る桜を目当てに多くの花見客が訪れます。そんな桜の名所で育まれた桜を使って作られる塩漬けは、木次町の春を身近に感じられる特産品のひとつです。...»
舞茸ごはんは、島根県飯南町の特産品である舞茸を使った、香り豊かな炊き込みご飯です。舞茸を人参などの野菜と一緒にお米に炊き込むことで、舞茸ならではの旨味と風味がご飯全体に広がります。 炊き上がったご飯からは、舞茸の豊かな香りが立ち上り、ひと口食べると、ほどよい歯ごたえとともに深い旨味を味わえます。シンプルな料理だからこそ、素材である舞茸のおいしさを存分に楽しめるのが魅力です。...»
清水精進料理は、島根県安来市にある天台宗の古刹、安来清水寺の境内にある料亭旅館で味わえる伝統的な精進料理です。自然豊かな境内で四季折々の景色を眺めながらいただく料理は、一般的な「質素な料理」という精進料理のイメージとは異なり、彩り豊かで華やかな趣があります。...»
雲南の焼きサバは、島根県雲南地方を代表する郷土の味です。中国山地に近い山間部に位置する雲南地方では、海から離れた土地でありながら、昔からサバを使った料理が親しまれてきました。 その背景には、冷蔵設備がなかった時代の魚の輸送方法と地域の地理的な位置が関係しているとされています。日本海で水揚げされたサバを生のまま運べる距離には限界があり、その限界地点のひとつとされた雲南地方で焼いて加工することで、さらに山間部の地域へ届けていたと伝えられています。...»
津田かぶ漬は、島根県松江市周辺で栽培されている「津田かぶ」を使った、出雲地方を代表する冬のお漬物です。津田かぶは、鮮やかな赤紫色の外皮と独特の香りを持つかぶで、古くから地域の食卓で親しまれてきました。...»
しじみ佃煮は、島根県を代表する湖のひとつである宍道湖で採れるヤマトシジミを使った郷土の味です。宍道湖は島根県東部に位置し、周囲約45kmの大きな湖で、海水と淡水が混ざり合う汽水湖として知られています。 汽水という独特の環境に恵まれた宍道湖には、さまざまな魚介類が生息しています。そのなかでも特に有名なのがヤマトシジミで、宍道湖は日本有数のヤマトシジミの産地として知られています。...»
隠岐松葉ずわいがには、島根県の隠岐地域で水揚げされる、冬を代表する海の幸です。隠岐周辺の海域はプランクトンが豊富で、さまざまな魚介類が生息する日本有数の豊かな漁場として知られています。 この恵まれた海でかご漁業によって漁獲される雄の松葉ガニは、身が傷つきにくく、良質な状態で水揚げされるのが特徴です。隠岐の豊かな海でたっぷりと栄養を蓄えた松葉ガニは、身の旨味や食べ応えを楽しめる冬のごちそうとして親しまれています。...»
十六島のり(うっぷるいのり)は、島根県出雲市の十六島地域で採取される希少な岩のりです。「十六島」と書いて「うっぷるい」と読む珍しい地名でも知られています。日本海の荒波にさらされる岩場に自生する十六島のりは、濃厚な磯の香りと独特の食感を持ち、古くから出雲地方を代表する高級食材として親しまれてきました。 十六島は島根半島西部に位置し、日本海に突き出した岬の周辺には、荒波によって削られた大岩や奇岩が連なる美しい海岸風景が広がっています。現在では日本ジオパークにも認定されており、豊かな自然が生み出す景観も見どころのひとつです。...»
島根県産の岩がきは、隠岐諸島の豊かな海で育てられる、島根を代表する海の幸です。一般的に冬が旬とされるマガキとは異なる種類で、岩がきは春から夏にかけて旬を迎えるのが特徴です。 隠岐の岩がきは、大きなものでは1kgを超えることもあり、その迫力ある大きさと濃厚な味わいから、「かきの王様」とも呼ばれています。身が厚く食べ応えがあり、岩がきならではの豊かな旨味を楽しめます。...»
島根県産のあご(トビウオ)は、島根県の沿岸部で広く漁獲されている夏の味覚です。島根県ではトビウオを親しみを込めて「あご」と呼び、昔から県民の食卓に身近な魚として親しまれてきました。県内では夏の訪れを知らせる魚としても知られています。 島根県はトビウオの漁獲量が全国でも上位に位置する産地のひとつです。初夏から夏にかけて沿岸に姿を見せるトビウオは、島根の豊かな海が育む代表的な魚介類のひとつといえるでしょう。...»
どんちっちアジは、島根県西部沖で漁獲され、浜田港に水揚げされるマアジのなかから、一定の基準を満たしたものに付けられるブランドです。島根県西部沖のマアジは、昔から脂のりが良いことで知られており、旬の時期にはトロにも匹敵するほどの味わいとして珍重されてきました。 特に浜田港に水揚げされるマアジは、ほかの産地と比べて脂質が高いことが分かり、こうした特徴を生かしてブランド規格が設けられました。脂がしっかりとのった身は、焼き魚や刺身など、さまざまな料理でそのおいしさを楽しめます。...»
のどぐろは、島根県を代表する高級魚のひとつです。正式名称は「アカムツ」といい、赤みを帯びた美しい体色と、大きな目、そして大きく開いた口が特徴です。口の中をのぞくと喉の部分が黒く見えることから、一般に「のどぐろ」と呼ばれるようになったとされています。 体長はおよそ30cmほどで、主に深い海に生息しています。漁獲量が限られることから高級魚として扱われていますが、島根県では昔から親しまれており、お祝いの席にも登場する身近なごちそうとして人気があります。...»
小伊津産のアマダイは、島根県出雲市の小伊津地域で親しまれている海の幸です。アマダイは脂肪分が比較的少なく、淡白で上品な味わいを持つ魚で、その名のとおりほんのりとした甘さを感じる身が魅力です。 小伊津沖は日本海に面し、冬をはじめとする荒い海にもまれる環境です。そうした海で育つ小伊津産のアマダイは、身が引き締まっているのが特徴とされ、繊細な味わいとしっかりとした食感を楽しむことができます。...»
宍道湖大和しじみは、島根県を代表する水産物のひとつです。宍道湖で漁獲されるシジミは、黒く大粒なヤマトシジミで、独特の甘味と豊かな旨味を持つことで知られています。 宍道湖を代表する味覚として古くから親しまれており、「宍道湖七珍」の一つにも数えられています。宍道湖七珍とは、スズキ、ウナギ、コイ、シラウオ、アマサギ、モロゲエビ、そしてシジミの七つの味覚を指す呼び名です。なかでもシジミは、日常の食卓でも親しまれている身近な宍道湖の恵みです。...»
島根県産の板ワカメは、冬から春にかけて旬を迎える海の恵みです。ワカメは葉の部分だけでなく、茎やメカブまでそれぞれ異なる食感と味わいがあり、調理方法によってさまざまな料理に仕上げられます。 しこしことした歯ごたえがありながら柔らかな葉は、味噌汁や酢の物などに使いやすく、ワカメならではの風味を楽しめます。一方、茎はしっかりとした食感を生かしてきんぴらやからし和えなどに利用されます。部位ごとの特徴を生かして調理できることが、板ワカメの魅力の一つです。...»
浜田産のかれいは、島根県浜田市を代表する海の幸のひとつです。島根県沿岸では種類豊富なカレイ類が漁獲されており、なかでも浜田市では昔からカレイが身近な魚として親しまれています。 浜田市ではカレイが「浜田市の魚」に選定されるほど地域との結びつきが深く、ササカレイ、エテカレイ、ミズカレイの3種類が代表的なカレイとして知られています。淡白で上品な味わいを持つ一方、魚本来の旨味もしっかりと感じられるのが特徴です。...»
隠岐牛は、島根県の隠岐諸島で生まれ育った黒毛和牛の中から、厳しい基準を満たした牛だけに与えられるブランドです。隠岐諸島の豊かな自然環境の中で育てられ、黒毛和牛ならではの濃厚な旨味と美しい霜降りが楽しめることで知られています。 隠岐牛と認定されるのは、海士町、西ノ島町、知夫村、隠岐の島町で生まれ育った未経産のメス牛です。さらに、「日本食肉格付協会」による肉質等級で4等級以上の格付けを受けたものが隠岐牛として扱われます。産地だけでなく、性別や肉質にも基準を設けることで、高い品質が保たれています。...»
おおち山くじらは、島根県美郷町で捕獲された野生のイノシシを活用した地域ブランドです。中国地方を代表する河川のひとつである江の川が流れ、天然の自然林が広がる美郷町では、豊かな自然の中で野生のイノシシが生息しています。 かつては農林業などへの被害を防ぐため、駆除の対象となることもあったイノシシですが、その肉を地域の資源として生かす取り組みが進められ、「おおち山くじら」というブランドとして販売されています。自然と共存しながら、地域で得られる恵みを食文化へとつなげているのが特徴です。...»
石見和牛肉は、島根県西部の石見地方を代表する上質な和牛です。世界遺産に登録された「石見銀山」と同じ「石見」の名を冠するブランド牛として知られ、きめ細かな肉質と口どけの良い脂が魅力です。 肉質の等級A4・A5ランク以上の肉だけを厳選し、インターネットを通じて限定販売する取り組みも行われています。こうした販売方法や品質へのこだわりが評価され、「しまねIT大賞準大賞」を受賞するなど、石見和牛肉は食の分野だけでなく、地域ブランドの新しい発信方法という面からも注目されました。...»